国境を越えてリスペクト、45歳レジェンド葛西紀明に「別の視点から必見のジャンパー」
平昌五輪は現地時間8日、開会式に先立ってスキージャンプ男子ノーマルヒル個人予選が開催される。米放送局「NBC SPORTS」は同競技の展望記事を掲載。今回で8度目の五輪出場となる葛西紀明(土屋ホーム)も注目の1人として取り上げられている。
45歳、8度目の五輪出場 米放送局「年齢を感じさせない驚異のノリアキ・カサイ」
平昌五輪は現地時間8日、開会式に先立ってスキージャンプ男子ノーマルヒル個人予選が開催される。米放送局「NBC SPORTS」は同競技の展望記事を掲載。今回で8度目の五輪出場となる葛西紀明(土屋ホーム)も注目の1人として取り上げられている。
記事で本命視されているのは前回ソチ五輪のノーマルヒル、ラージヒル両方で金メダルを獲得したカミル・ストッフ(ポーランド)で、30歳になった今なお強さを持続していることを明記。それをリヒャルト・フライターク、アンドレアス・ウェリンガー(ともにドイツ)が追う展開だと説明。23歳のダニエル・アンドレ・タンデ(ノルウェー)も注目株としている。
20代から30代のジャンパーが大半を占める中で「平昌で別の視点から必見のジャンパー」として紹介されているのは葛西だ。「年齢を感じさせない驚異のノリアキ・カサイは彼の母国で“レジェンド・カサイ”として知られている。45歳にして8回目の冬季五輪出場を果たした」と、日本での知名度の高さと競技人生の長さを称えている。
そして1992年アルベールビル五輪から連続出場を続け、94年リレハンメル五輪団体銀、ソチ五輪個人ラージヒル銀と団体銅と3つのメダル獲得、五輪スキージャンプ最年長メダリストかつ最年長でのワールドカップ優勝者である実績も列記。「平昌五輪に出場すれば、冬季五輪史上最多の出場回数になる」と偉業達成間近であることも紹介している。
今や“レジェンド”は葛西の代名詞だが、その経験値は国境を越えてもリスペクトの対象となっている模様だ。
(THE ANSWER編集部)