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菊地絵理香、1561日ぶり4勝目 完全Vの32歳「若い子に負けない、とはならないですが…笑」

女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップ最終日は27日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で行われた。首位で出た菊地絵理香(フリー)は4バーディー、ノーボギーの68をマーク。通算20アンダーまで伸ばし、初日からトップを守る完全優勝を果たした。2017年「Tポイントレディス」以来、1561日ぶりのツアー通算4勝目。西郷真央(大東建託)が2打差の2位に入った。

アース・モンダミンカップを制した菊地絵理香【写真:Getty Images】
アース・モンダミンカップを制した菊地絵理香【写真:Getty Images】

アース・モンダミンカップ最終日

 女子ゴルフの国内ツアー、アース・モンダミンカップ最終日は27日、千葉・カメリアヒルズCC(6639ヤード、パー72)で行われた。首位で出た菊地絵理香(フリー)は4バーディー、ノーボギーの68をマーク。通算20アンダーまで伸ばし、初日からトップを守る完全優勝を果たした。2017年「Tポイントレディス」以来、1561日ぶりのツアー通算4勝目。西郷真央(大東建託)が2打差の2位に入った。

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 32歳の菊地が19歳西郷の猛追から逃げ切った。4打差で迎えた最終日、同組で回った西郷が4番から4連続バーディーで2打差まで迫ってきた。それでも菊地は最後までボギーを打たなかった。

 4年ぶりの栄冠。ホールアウト後のインタビューでは「今日は優勝目指してやっていましたが、いい形で勝てるとは思っていなかった。まずはホッとしています」と語り、「4日間大会で勝ちたいという気持ちがあった。高額賞金(優勝5400万円)の大会で私には無縁なんじゃないかと思っていた。こんなビッグトーナメントで勝ててビックリなのですが、率直に嬉しいです」と笑顔を浮かべていた。

 初日から首位を譲らなかった。4日間競技での完全優勝はツアー制施行(1988年)以降では31度目だ。「今日も朝から緊張してご飯も入らなかったのですが、まさかノーボギーで今日のようなゴルフができるとは思っていなかった。今までにない優勝のゴルフだったので、少し成長しているなと感じた1週間でした」と振り返った。

 若い選手が次々に台頭する女子ゴルフ界で、32歳の復活優勝。今後の目標を問われると「まだまだ若い子には負けない、という気持ちにはならないですが、少し自信が出てきた部分もある」と笑った。そしてこう続けた。

「今までよりうまくなっていると感じた部分もある。上手いと言われるより、強いと言われる方が嬉しい。強いゴルファーは私の中でも憧れです。周りからちょっとでも強くなったなと思われたのなら評価できるし、もっと強くなりたいです」

 うまく、そしてもっと強く――。菊地は貪欲に上を目指していく。

(THE ANSWER編集部)


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