TVアニメきっかけで競技者増 “ブレイク間近”カバディ日本代表が紅白戦で熱戦
アニメ効果実感「よりポピュラーになった気がします」
河野は「漫画の連載が始まってから体験会に来る方が増えて、ちょっとずつ若い世代で知名度が上がって来たなと感じていましたが、アニメの放送を皮切りに、今度はインターネット(のSNS)上で、カバディや灼熱カバディのタグが付いたツイートを見ない日がなくなりました。いつも、誰かがカバディについてつぶやいている状況。こんなことは、考えられなかったですよ」とアニメ化による反響に驚いていた。
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SNSは、身近な話題ほどよく目にするようになっているため、元々カバディに関心がない人の場合は、同じようには感じないかもしれないが、以前は、バラエティ番組などで取り上げられて瞬間的に話題になることしかなかった競技が、広く一般に知られ始めている流れは、競技者たちにとっては待ち望んでいた状況だ。阿部は「アニメ化で、よりポピュラーになった気がします。声優さんたちのファンも知ってくれるようになった。ルールも僕らが説明するより、漫画かアニメ見てと言った方が早い」と話し、競技普及に大きな影響を与えていることを認めた。
昨年はエキシビションマッチを一度行ったのみだが、今年は9月に公式戦の再開を予定している。コロナ禍の制限を乗り越え、漫画やアニメに負けないリアルな競技人気を確立するため、日本カバディ界はまい進している。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)