笹生優花に宮里藍「レベル高い」 世界ランク1位へ「目指して。近い未来にできる」
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスは10日から4日間、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で行われる。大会アンバサダーの宮里藍さんは9日に会見。海外メジャー・全米女子オープンを制した笹生優花(ICTSI)について「10年以上トライしているような攻め方」などと印象を語った。
宮里藍サントリーレディスが10日開幕
女子ゴルフの国内ツアー・宮里藍サントリーレディスは10日から4日間、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で行われる。大会アンバサダーの宮里藍さんは9日に会見。海外メジャー・全米女子オープンを制した笹生優花(ICTSI)について「10年以上トライしているような攻め方」などと印象を語った。
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日本女子ゴルフ界のレジェンドも笹生の快挙を祝福した。宮里さんはアンバサダーとして会見に登場。「凄い快挙だと思います。ただ、笹生さんも今大会にアマチュアの時に出て優勝争いにも加わった。2年が経ってあっという間にメジャーチャンピオンになって、ポテンシャルを感じる」と語り、こう続けた。
「笹生選手は若くてレベルが高い。(2位だった)畑岡奈紗選手もそうですが、10年以上トライしているような攻め方ができるのは、今のレベルが上がっているのだと思います。今後どういう進化をするか楽しみです」
自身は国内ツアーで14勝、米ツアーで9勝を挙げたが、海外メジャー優勝の夢はかなわなかった。全米女子オープンという舞台について「私も小さい頃から見ていたメジャー大会。人一倍憧れの想いは強かった。一流の選手が名前を刻む舞台で仲間入りしたかった。実現はしなかったけど、何度も経験できたのはよかったです」と説明。「ただ、渋野日向子選手、松山英樹選手の活躍があって、メジャーで日本人どうこうではなく、レベルの高い大会として見ています」と話した。
笹生は19歳351日で日本女子3人目のメジャー制覇を達成。日本人の父とフィリピン人の母の間に生まれ、二重国籍を持っている。アマチュア時代からサントリーレディスに出場し、ベストアマも獲得した。宮里さんは「飛距離も出る印象。ロッカーでも可愛らしく、シャイな印象。でも、ゴルフ場になると大人びている。アマ、プロとかではなく、一人の選手としてレベルが高い」と当時を振り返り「私を含めてそうですが、アマチュアからこの大会を通じて成長しているのだと思います」と飛躍を喜んだ。
自身は世界ランク1位に立ったが、笹生を含めたこれから後に続く現役選手の活躍に期待した。
「これだけメジャーを勝てる選手が増えた。世界ランク1位を目指してほしいし、コンスタントに良いプレーをしながらやらないといけない。それに近い選手が今は本当に多いので、近い未来にできると思います。私が引退して4年で目まぐるしくレベルが上がった。飛距離も上がっている。年々下から出てくるのは良い状況。その中で選手が成長している流れを特にここ2年くらいで感じます。選手たちが高いところで努力しているのだと思います」
今大会は全英女子オープンの出場権を得られる。「今までの試合と違って選手の意識も変わってくる。狭い道ですが、世界に挑戦できる大会。違う意味を持ってくる」とコメント。コース設定も担当し「チャレンジングな一週間になる。今年の女子ゴルフの流れに合わせた設定にしてあります。最終日にかけてスコアを伸ばしてくれれば嬉しい。そうしないとメジャーでの上位争いは厳しいので、選手も意識して攻めてほしい」と選手たちの活躍を願った。
(THE ANSWER編集部)