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山縣亮太、9秒95は「フワフワした」「良い時は飛ぶ」 自身も衝撃体感、会見一問一答

9秒台、日本新、五輪参加標準記録の突破、一番嬉しいのは「日本新。いや……」

――一番辛い時期は。

「割と今年。冬とか。それまでは肉離れは治る感じがあったけど、膝は治っても同じ動きをしたらまたやる。完治しない。そういうのがあるので動きから替えないといけない。大改革が必要だった。ちょっと膝が痛い時に『なんか俺、続けられないかも』というのはあった」

――日本選手権へ。

「もっと走りの精度を上げていきたい。日本選手権は簡単なレースにならない。気を引き締めて絶対に取りに行きたい」

――風も良かった。

「これまでは行いが悪かった(笑)。運なんでね。今日はラッキーでした」

――9秒95の体感はどんなもの。

「これがいいのか、悪いのかわからないけど、最後に足が回転に追いつかない感覚があった。10秒00は最後に追いつく感じがあったけど、今日はフワフワした。このスピード感に体が慣れていないことを感じた。飛ぼうという意識はないけど、18年の調子がよかった時に飛ぶという話を周りにされた。良い時は飛ぶんだなと思います。」

――世界と戦うためには。

「世界の準決勝は風がなくてもこれくらいで走らないといけない。もう一歩前進しないといけない。世界と戦うならこのタイムを何本出せるかを考えないといけない」

――他の選手も調子がいい。

「ライバルの選手たちにそれぞれ特徴がある。多田選手のように先行する人もいれば、追い上げてくる選手もいる。自分は多田選手と被るけど、中盤からレースを作っていく。先行されても最後まで走り切ることは今日もできた。日本選手権のいい予行演習になった」

――9秒台、日本新、五輪参加標準記録の突破、どれが一番嬉しい。

「やっぱり日本新記録……いや、9秒台です。今回は参加標準突破を目標にしていたけど、9秒台というは長年の夢だったので、そこが一番だった。まだ実感がないわけじゃないけど、まだフワフワしている。家に帰って噛み締めたいと思います」

(THE ANSWER編集部)


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