全勝Vパナソニック、世界的な名将が「次のW杯でも戦える」と絶賛した若き2人は?
ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ(TL)のプレーオフトーナメント決勝が23日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、パナソニックが31-26でサントリーを下し、5季ぶり5度目の優勝(三洋電機時代含む)を飾った。現行システムでは最後となるトップリーグで優勝5度はサントリーに並ぶ最多。試合後、ロビー・ディーンズ監督は「何よりうちの若い10番を誇りに思う」と2人のSOを称えた。
松田力也&山沢拓也を指揮官とキャプテンが絶賛
ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ(TL)のプレーオフトーナメント決勝が23日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、パナソニックが31-26でサントリーを下し、5季ぶり5度目の優勝(三洋電機時代含む)を飾った。現行システムでは最後となるトップリーグで優勝5度はサントリーに並ぶ最多。試合後、ロビー・ディーンズ監督は「何よりうちの若い10番を誇りに思う」と2人のSOを称えた。
パナソニックは最後1トライ差まで詰められながらも、鉄壁のディフェンスで凌ぎ切った。ライバルとしてしのぎを削ってきた頂上決戦を制し、ディーンズ監督は「最後のトップリーグに相応しいファイナルになった。ゲームの終わり方に満足している。中盤、終盤の逆襲はサントリーらしいものがあり、大いに苦しめられました」と振り返ったうえでこう続けた。
「何よりうちの若い10番の選手を誇りに思う。2人の10番は次のW杯でも戦える素晴らしいプレーヤーだと思います。こんな2人がいたチームは過去にないのではないですか」
オーストラリア代表や、クルセイダーズ(スーパーラグビー)のヘッドコーチを歴任した世界的名将が称えたのはSO松田力也と、後半19分から松田に代わってSOに入った山沢拓也だ。27歳の松田は不動の司令塔としてチームを牽引。この日も前半に50メートル近いペナルティーゴール(PG)を決めるなど、正確なキックを連発し、チームに勢いをもたらした。26歳の山沢も安定したプレーを披露。後半33分には貴重なPGを決めた。
キャプテンのHO坂手淳史も「あの10番2人を凄く信頼している。10番に外国人を使わないのは、あの2人がレベルが高いから。年下ですけど、信頼しています。(日本代表でも)十分通用する。今のままプレーしてくれれば、ワイルドナイツにとっても日本代表にとっても必要な選手になる。2人ともスペシャル。素晴らしいプレーヤーです」とべた褒めだった。
松田自身も「素晴らしい選手が沢山いる中でパナソニックは(SOとして)僕と山沢を選んでくれた。その気持ちに応えたい。結果で示せたかなと。充実感、満足もしています。ただ、まだまだプレー全体は満足していない。(山沢と)お互いライバルとして切磋琢磨してやっていければいい。この結果を受けてもっと成長したい」と充実感を漂わせていた。
(THE ANSWER編集部)