名審判の“引退試合”で粋な計らい ドルトムントFWに海外称賛「サッカーは美しい」
海外サッカーで選手が見せた審判への粋な計らいが称賛されている。ドイツ1部ブンデスリーガ・ドルトムントの20歳FWアーリング・ハーランド(ノルウェー)は、今季最終節のレバークーゼン戦の試合終了後、今季で引退する主審とユニホームを交換。海外メディアが動画を公開すると、「感動の別れ」「サッカーは美しい」などと注目を集めている。
今季最終戦、主審とユニホームを交換したシーンとは
海外サッカーで選手が見せた審判への粋な計らいが称賛されている。ドイツ1部ブンデスリーガ・ドルトムントの20歳FWアーリング・ハーランド(ノルウェー)は、今季最終節のレバークーゼン戦の試合終了後、今季で引退する主審とユニホームを交換。海外メディアが動画を公開すると、「感動の別れ」「サッカーは美しい」などと注目を集めている。
なかなか見られない光景だ。試合後の一幕。ハーランドはマヌエル・グレーフェ主審とハグをして言葉を交わしている。すると、ユニホームを脱いだ。他の選手たちが挨拶に来る中、グレーフェ主審も同じように対応。主審と選手の珍しい“ユニ交換”だ。
ハーランドの振る舞いにドイツのスポーツ専門誌「キッカー」も「ハーランドとユニフォーム交換 『まるで選手のよう』グレーフェの感動の別れ」との見出しで注目。「彼にとってブンデスリーガ289試合目がラストマッチとなった」とグレーフェ主審が今季で引退することを伝えている。
記事によると、グレーフェ主審は年齢制限でこの試合が最後になったという。さらに「セレモニーで家族の写真と『Danke(ありがとう)』の文字が入ったTシャツを着ていた」と説明。現地放送局「Sky」のインタビューで「今日は本当に感動した。これ以上の終わり方はない。まるで選手のように送ってもらえるとはとてもすごいこと」と話したことも紹介されている。