復調した25歳堀琴音、不振で成長したのは精神力「苦しんだ分、冷静になれている」
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディースは14日から3日間、福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で行われる。25歳の堀琴音(ダイセル)は13日、練習ラウンドで最終調整した。
14日開幕ほけんの窓口レディース
女子ゴルフの国内ツアー・ほけんの窓口レディースは14日から3日間、福岡CC和白C(6335ヤード、パー72)で行われる。25歳の堀琴音(ダイセル)は13日、練習ラウンドで最終調整した。
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堀は2016年に賞金ランク11位に入るなど活躍。初優勝が期待されたが、18年は同114位でシード権を喪失した。成績不振で限られた試合にしか出場できない中、昨年は3戦全て予選落ち。それでも、今年は4試合で54位、8位、6位、12位と奮闘し、リランキング制度によって今後のツアー出場権を得られる位置まで復活した。
「オフシーズンにリランキングで40位以内を目標にしていた。(37位となり)本当に入れてビックリしています。アース・モンダミンカップまで7試合くらいあるけど、できれば上を目指すという気持ちがある。とりあえずトップ10を目指してそこからです。優勝争いができたらいいなとは思います」
球筋をドローからフェードに変え、ミスの幅が狭まった。ツアーに臨む気持ちについて「以前は勢いがあったというか、全てが若い勢いで波に乗っていった。今は苦しんだ分、あの時よりも今の方が冷静になれている気がします」と精神面で成長を実感。1998年度生まれの黄金世代や、さらに下の世代が台頭し「ペアリングで全員年下の時もある。ビックリしますね」と笑った。
レギュラーツアーで戦えるレベルまで復調してきたが、簡単に「優勝したい」とは口にしない。「どうなるかわからないのが素直な気持ち。連戦も久しぶりですし、どうなるかわからないので、まだ言うのはやめておこうかなと。出る試合は全て1番を目指しているけど、連戦になると精神的にも体力的にも前と違う」と説明。「今はこれからのことに凄くワクワクしている。いつも通り上を目指して頑張りたい」と前向きだった。
(THE ANSWER編集部)