なぜ? 夜、雨でもない…1万m五輪内定・廣中璃梨佳が帽子の理由「中学からずっと…」
東京五輪女子1万メートル代表に内定した陸上の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)らが4日、静岡・掛川市内のホテルで会見した。3日の日本選手権で優勝し、初の五輪切符を獲得。夜の競技、しかも雨も降っていない中で帽子を被って走るスタイルの由来を明かした。
陸上1万m東京五輪代表が内定会見
東京五輪女子1万メートル代表に内定した陸上の廣中璃梨佳(日本郵政グループ)らが4日、静岡・掛川市内のホテルで会見した。3日の日本選手権で優勝し、初の五輪切符を獲得。夜の競技、しかも雨も降っていない中で帽子を被って走るスタイルの由来を明かした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」(W-ANS ACADEMYへ)
走りだけじゃなく、頭も目立っていた。先頭集団を引っ張るピンクのキャップ。廣中だ。朝から晴れ渡り、雨の気配すらない静岡の空。日が沈んだ後の午後7時3分スタートにも関わらず、昼間のレースと変わらないスタイル。出場選手の中で際立っていた。
参加標準記録を突破する31分11秒75で優勝。一夜明けた会見で帽子を被る理由を問われ、こう語った。
「レースでは、中学からずっと帽子を被っていました。当時はごく普通のスポーツ店で買った帽子です。雨の日に視界が悪くならないように被っていたのがきっかけ。そこからずっと雨が降っていなくても、日差しがなくても必ず被るのがルーティンになりました」
天候に関係なく、当たり前のスタイルとなった。トップ選手となった今は「(契約スポンサーは)チームがナイキさんなので、ナイキさんの赤い帽子を被りながらですね」と愛用。ただし、中学時代に母と選んで買った帽子は、必ず試合会場にも持ってくるという。今大会もお守りとなり「いつでも見守っていてね、というつもり」と笑った。
今大会2位の安藤友香(ワコール)、すでに内定していた日本記録保持者・新谷仁美(積水化学)と合わせて3枠が確定した。廣中は「新谷選手と今後も走れる。憧れの選手でもあるのでワクワクしている気持ちもあるし、どんなレースになるか期待感もある」と心待ち。5000メートルでも参加標準記録を突破済みで、2種目内定を狙う20歳は「強くなった廣中璃梨佳を見せられるように頑張っていきたい」と五輪本番を見据えた。
(THE ANSWER編集部)