杉田祐一、四大大会初の3回戦進出ならず 4時間半超の死闘に米称賛「なんて奮闘だ」
テニスの全豪オープンは17日、男子シングルス2回戦で世界ランク41位の杉田祐一(三菱電機)が同89位のイボ・カルロビッチ(クロアチア)に6-7、7-6、5-7、6-4、10-12で敗戦。四大大会で自身初の3回戦進出はならなかった。
2回戦でカルロビッチと熱戦を繰り広げるもフルセットの末に敗戦
テニスの全豪オープンは17日、男子シングルス2回戦で世界ランク41位の杉田祐一(三菱電機)が同89位のイボ・カルロビッチ(クロアチア)に6-7、7-6、5-7、6-4、10-12で敗戦。四大大会で自身初の3回戦進出はならなかった。
立ち上がりから一進一退の攻防が続くも、第1セットは先取を許してしまう。しかし、1回戦で世界ランク9位ジャック・ソック(米国)との2時間33分に及ぶ激闘を制した杉田は、この試合でも粘りを発揮する。第2セットをタイブレークの末に7-6でモノにすると、第3セットを5-7で落として迎えた第4セットでは再びギアを上げて6-4と再びタイとする。
そして、38歳のカルロビッチとの白熱の展開は最終セットも続く。全米オープンを除く四大大会では最終セットのタイブレークがないため、2ゲーム差がつくまで試合は続行。10ゲーム、20ゲーム…互いにサービスゲームをキープして迎えた第21ゲーム、杉田はダブルフォールトなどミスを犯してブレイクを許してしまい、続くゲームも落として10-12と力尽きた。
4時間37分に及ぶ死闘を最後まで戦った杉田。大会公式ツイッターが「人生において保障されていることは多いわけではない。イボ・カロビッチの5セットに及ぶ超大作は、その事例の1つだ」と速報すると、米テニス専門サイト「Tennis.com」公式ツイッターも「4時間37分に及んだ試合。両選手ともなんて奮闘だ」と敗れた杉田も称えている。
1回戦で自身初となるトップ10プレーヤーから勝利。2回戦は敗戦こそ喫したものの、4時間37分に及ぶ死闘を繰り広げるなど、錦織圭(日清食品)の不在のなか、29歳のサムライはオーストラリアの地で日本の意地を示した。