アサヒビールが2023年ラグビーW杯の公式ビールに決定 アジア初快挙に五郎丸歩も喜び
アサヒビール株式会社は27日、オンラインで記者会見を開き、ワールドラグビー(WR)と契約を締結し、2023年ラグビーW杯フランス大会の「ワールドワイド・パートナー」に決まったと発表した。ビールをはじめとしたアルコール飲料やアルコールテイスト飲料カテゴリーにおける世界で唯一のパートナーとなったことで、会場では「アサヒスーパードライ」が大会オフィシャルビールとして販売される。
オンライン会見でWRとの契約締結を発表
アサヒビール株式会社は27日、オンラインで記者会見を開き、ワールドラグビー(WR)と契約を締結し、2023年ラグビーW杯フランス大会の「ワールドワイド・パートナー」に決まったと発表した。ビールをはじめとしたアルコール飲料やアルコールテイスト飲料カテゴリーにおける世界で唯一のパートナーとなったことで、会場では「アサヒスーパードライ」が大会オフィシャルビールとして販売される。
「ワールドワイド・パートナー」は、ラグビーW杯における最高位のスポンサーと位置付けられており、アサヒビールは世界規模のスポンサーとして、世界のアサヒグループ各社と連携し、大会運営のサポートや大会の盛り上げに参加していく。アジアの企業では初となる。
会見に登壇した塩沢賢一社長は「交渉を始めたのは1年近く前。スーパードライのブランドを上げる意味で大変価値がある」と話し、名乗りを上げたきっかけについては「2019年のW杯で日本でもラグビーブームが起き、これだけビールが消費されるということに気付かされた。なんらかの形で関わりたいと感じていました」と説明した。
19年のW杯日本大会はハイネケンが「ワールドワイド・パートナー」契約を結んでいたが、同社も盛り上がりの大きさを肌で感じていたという。「私どもとしても、飲食店だったり、パブリックビューイングといった場所でスーパードライが消費されていた。スタジアム近くのコンビニでも驚く数が売れていた。これは凄い。本当にラグビーとビールは一体なんだなと。ぜひこういうチャンスがあれば挑戦してみたいという声が社内でも上がりました」と明かした。
会見には現役を引退したばかりの元日本代表FB五郎丸歩もゲストとして登場。「日本の企業がアジアで初めてメインスポンサーとなったことを心強く思う。日本のみならず世界のラグビー界に貢献していただけることを嬉しく思っている。日本代表は2019年は自国開催でしたが、次はフランス大会。寂しくなるかなと思ったところでアサヒビールさんがサポートしてくれることに心強く思っているのではないか。ぜひ優勝してアサヒビールで盛り上がって欲しい」と喜びを表現しつつエールを送っていた。
W杯フランス大会は23年9月8日に開幕。前回大会の8強超えを目指す日本は、イングランド、アルゼンチンなどと同じD組に入ることが決まっている。
(THE ANSWER編集部)