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21歳稲見萌寧、逆転Vで今年8戦4勝 大会新で貫録の強さ「応援が最後の後押しくれた」

女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディス最終日が25日、静岡・川奈ホテルGC富士C(6439ヤード、パー71)で行われ、1打差の2位で出た21歳の稲見萌寧(都築電気)が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで逆転優勝を飾った。今年8試合で4勝の驚異的強さを発揮。2週ぶりのツアー通算6勝目、2020-21年シーズン5勝目で今季獲得賞金は1億円を突破した。

通算12アンダーで逆転優勝を飾った稲見萌寧【写真:Getty Images】
通算12アンダーで逆転優勝を飾った稲見萌寧【写真:Getty Images】

フジサンケイレディス最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディス最終日が25日、静岡・川奈ホテルGC富士C(6439ヤード、パー71)で行われ、1打差の2位で出た21歳の稲見萌寧(都築電気)が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算12アンダーで逆転優勝を飾った。今年8試合で4勝の驚異的強さを発揮。2週ぶりのツアー通算6勝目、2020-21年シーズン5勝目で今季獲得賞金は1億円を突破した。

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 稲見は出だしの1番でバーディー。1打差で単独首位だった19歳の山下美夢有にいきなり並ぶと、2番でも1つ伸ばした。4番もバーディーを奪って独走態勢。14番でも伸ばし、2位に3打差をつけた。15番パー4は第2打でグリーンを外し、奥のカート道付近まで飛ばしたが、なんとかボギーに留めた。続く16番はバーディー。最終18番でウィニングパットを沈めると、両手を突き上げて喜んだ。

 今年は初戦から8試合で7位、優勝、33位、7位、優勝、優勝、11位、優勝とずば抜けた結果を残している。18年永峰咲希を2打上回る大会記録の12アンダー。優勝インタビューでは「一番はもの凄くビックリしていますし、オフはどうなるかわからない状態だったので、ここまで上位で戦えているのが凄い事だと思います」とコメントし、こう続けた。

「最初の9ホールはあまり意識せずに少しでも上位で行けるようにと心掛けた。出だしで上手くとれた。後半は風が強かった中で落とさずに耐えて回れた。スコアボードがあまりなかったのと見えなかったので(優勝争いの状況は)わからなかった。同じ組のスコアとか、全てを気にしながら回った感じです。15番はキャリーで山を越えたので、『えっ……』という感じでした(笑)」

 今大会は有観客で開催だった。「初優勝以外は無観客。皆様の前で無事にカップを掲げられて嬉しく思いますし、皆様の応援が一番最後の後押しをしてくれた」。さらに「五輪は出たい気持ちがあるけど、最後まで分からない。目の前の試合に集中してランクが上がって出場できれば。これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします」と成長を誓った。

【主な選手の最終成績】
優勝(-12)稲見萌寧
2位(-9)山下美夢有
3位(-7)申ジエ、小祝さくら、古江彩佳、笠りつ子
7位(-6)高橋彩華
8位(-5)渡邉彩香、安田祐香、植竹希望、濱田茉優、西郷真央

(THE ANSWER編集部)


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