サントリー、3季ぶりVへ8強 大量76得点も…31失点を反省「言い訳せずに見つめ直して」
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは24日、4会場で2回戦が行われ、秩父宮ラグビー場ではレッドカンファレンス1位のサントリーが、ホワイトカンファレンス8位のNECを圧倒。76-31で準々決勝進出を決めた。
TLプレーオフトーナメント2回戦
ラグビー・トップリーグ(TL)のプレーオフトーナメントは24日、4会場で2回戦が行われ、秩父宮ラグビー場ではレッドカンファレンス1位のサントリーが、ホワイトカンファレンス8位のNECを圧倒。76-31で準々決勝進出を決めた。
前半で6トライ、後半も6トライ。最後まで攻撃の手を緩めず大量12トライを奪ったサントリーだが、ミルトン・ヘイグ監督は内容に不満を滲ませた。原因は後半の失点だ。
「前半の内容には満足してはいます。フェーズをしっかり重ねて得点を取ることができた。後半もフェーズを重ねて得点できたシーンもあったのですが、ターンオーバーで相手にボールを与えてしまったところもあった。2試合連続で30点以上相手に与えてしまったのが満足いかない点です。次のリコー戦に向けてポジティブに捉えて、しっかりディフェンスを改善して次の試合に臨みたい」
点差が開いた後半に失点を重ね、やや大味な試合になってしまった。キャプテンのCTB中村亮土も失点について「シンプルなミスが増えていった。それでちょっとずつゲインされた。1人1人のタックルを見つめなおして次へ向けていい準備をしたい。理由はたくさんあると思うのですが、点差が開いたというのもあると思いますし、集中力が切れた時間があったと思うし、テクニック不足もある。言い訳せずに見つめ直してやっていきたい」と分析している。
充実の選手層を誇るサントリー。ニュージーランド代表SOのボーデン・バレット、2019年W杯メンバーのSH流大、中村亮らに加え、PR森川由起乙、WTB江見翔太らが新たに日本代表候補入りするなど、充実の布陣を誇る。ゲーム主将の中村亮も「ベンチメンバーだけでなく、誰が出てもいいくらい」と認める。
現行のフォーマットでは最後となるトップリーグ。2017-18シーズン以来となる優勝へ、わずかなスキもなくしていく必要がある。リコーと対戦する準々決勝(5月9日・大分)へ向けて、中村亮は「結果として勝利したことで、優勝に向けて1つクリアできたことは良かったと思います。ただ自分たちの伸びしろを感じるゲームでもあった。1週間空きますが、そこの伸びしろをクリアにしていって、レベルアップしたサントリーをみせたい。次に向けていい準備をしたい」と力を込めた。
(THE ANSWER編集部)