フジサンケイレディスが開幕

　女子ゴルフの国内ツアー・フジサンケイレディスが23日、静岡・川奈ホテルGC富士C（6439ヤード、パー71）で開幕した。ツアー通算5勝の藤田さいき（チェリーゴルフ）が5バーディー、1ボギーの67で回って4アンダー。ホールアウト時点では暫定首位とした。

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　35歳のベテランが好プレーを見せた。藤田は前半2番で15ヤードのアプローチをチップインバーディー。13番は4メートルのバーディーパットを沈め、18番は残り157ヤードから2メートルにつけて1つ伸ばした。会見では大会出場回数を知らされ「17回も出ているんですね。練習ラウンドでも本当にメモも見ていない」と勝手知ったるコースで活躍を見せた。

「このコースは好きなコースの一つ。プロになってからは楽しむ余裕もなかったけど、景色も綺麗だし、グリーンの芽もわかるので、どこに打ったらいいか考えながらやるのが楽しいですね」

　若手が次々と台頭する中、宮里藍さんと同い年のベテラン。長くやる秘訣として、練習では「無理をしない。練習も短時間でこれをやると決めて集中してやっている」と意識している。ラウンド中でも「できる限りアップダウンのない道を模索し、ちょっと遠回りしてでも平らな道を歩く。歩いたら途中で休憩するようにしています（笑）」と冗談交じりに語った。

　2019年は賞金ランク60位でシード権獲得はならなかったが、最終予選会27位の権利で出場中。直近4戦は25位、25位、21位、30位と上位を見据える位置で戦い、2011年以来となる勝利の期待もかかる。「できれば上位であと2日間戦い切りたいと思います」と先を見据えた。