井上尚弥と再戦に“必須条件” 38歳ドネアに米メディア指摘「時間は味方ではない」
ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、5月29日にWBC世界バンタム級王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)と対戦すると海外メディアが報じている。米メディア「ボクシングシーン.com」は、ドネアが2019年にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で死闘を演じたWBAスーパー&IBF世界同級王者の井上尚弥(大橋)との再戦までの道のりに注目。「ここで勝てなければ、再戦にたどり着けない」としている。
5月にウーバーリ戦と米メディア報道「ここで勝たなければ…」
ボクシングの元世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)は、5月29日にWBC世界バンタム級王者のノルディ・ウーバーリ(フランス)と対戦すると海外メディアが報じている。米メディア「ボクシングシーン.com」は、ドネアが2019年にワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝で死闘を演じたWBAスーパー&IBF世界同級王者の井上尚弥(大橋)との再戦までの道のりに注目。「ここで勝てなければ、再戦にたどり着けない」としている。
ドネアについて「ボクシングシーン.com」は、米スポーツチャンネル「ショータイム」の放送で行われる5試合に注目。ウーバーリとの一戦には「昨年から日程が組み直された。新型コロナで中止となった試合は依然として興味をそそる。バンタム級はWBSS終了後、白熱したが、またしてもあっという間に熱を高めている」と記載している。
記事では「ドネアはWBAとIBF覇者のナオヤ・イノウエとの再戦に興味があるだろうが、ここで勝たなければたどり着けない。そして、時間は加齢しているドネアの味方ではない」とも伝えられている。井上戦以降、新型コロナ禍で再起戦が度々中止となる不運に見舞われていたフィリピンの閃光は38歳。ウーバーリに勝利し、WBC王座を保持しなければ井上との再戦はないとしている。
ドネアは昨年12月にウーバーリに挑む予定だったが、ウーバーリが新型コロナに感染したために中止に。代わりに、ドネアは元IBF同級王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)とのWBC世界王座決定戦に挑む手筈となっていたが、今度はドネアが新型コロナの検査で陽性(その後陰性と報道)となり、試合は流れていた。
同試合が流れたことにより、ロドリゲスはレイマート・ガバリョ(フィリピン)と暫定王座決定戦に臨んだが、判定負けを喫した。ドネアがウーバーリからWBC王座を奪取しても、暫定王者との団体内統一戦を行うのが基本線。井上との再戦までの道のりが注目される。
(THE ANSWER編集部)