渡邊雄太、本契約で「これからが本番だ」 現地が寄せる期待「長期的な視点で見ても…」
米プロバスケットボール(NBA)のラプターズは19日、渡邊雄太と本契約を結んだことを発表した。一定期間NBAでプレーできるツーウェー契約だったが、これで常時NBAの試合に出場が可能となる。20日にはオンライン会見で意気込みを語ったが、NBAカナダでも「これからが本番だ」と期待を寄せている。
ラプターズと本契約結んだ渡邊を特集
米プロバスケットボール(NBA)のラプターズは19日、渡邊雄太と本契約を結んだことを発表した。一定期間NBAでプレーできるツーウェー契約だったが、これで常時NBAの試合に出場が可能となる。20日にはオンライン会見で意気込みを語ったが、NBAカナダでも「これからが本番だ」と期待を寄せている。
ついに本契約を勝ち取った渡邊を特集しているのは、NBAカナダ版公式サイトだ。本人の会見でのコメントを使って、「ラプターズのワタナベが感動的なNBA契約について話した」との見出しで記事を展開している。
本文では「ラプターズのフォワード、ユウタ・ワタナベにとってはこれからが本番だ。この瞬間までに時間がかかりすぎてしまった」と紹介。会見の中で渡邊が、自分よりも両親の方が喜んでいることや、母親に対して「これからだよ」と語ったことなどが紹介されている。
さらに記事では「ワタナベは『これから』だと話していたが、彼の熱心な取り組みと最近のプレーぶりは、長期的な視点で見ても、彼にとってもチームにとっても良い結果を生み出すことに繋がるだろう」と期待をかけ、16日のマジック戦でキャリアハイの21得点を記録し、契約前の直近3試合で平均14得点、4.7リバウンド、2.3アシストを記録していることにも触れている。
さらにラプターズのニック・ナースHCが「我々は彼がNBA契約に値すると考えてきた。我々はこれから(今季以降)もチームの一員になると考えている」とまだ固まっていない来季の契約にも言及しているという。
自らの努力で本契約を得た渡邊。これからの活躍に更なる期待がかかる。
(THE ANSWER編集部)