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井上尚弥、VS“タイの英雄”が人気 本場ラスベガス紙「ビッグマッチ10選」で待望論

「2018年にボクシング界が目撃したい10試合」と特集したのは、米紙「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」だった。

ビッグマッチが待望される井上尚弥【写真:Getty Images】
ビッグマッチが待望される井上尚弥【写真:Getty Images】

ファンが渇望する井上のカードは…WBC世界王者ソールンビサイとの統一戦

 2017年のボクシング界は、無敵の5階級王者フロイド・メイウェザー(米国)が総合格闘家で「UFC」2階級王者コナー・マクレガー(アイルランド)を破って50連勝を飾るなど、様々なビッグマッチが盛り上がりを見せた。ボクシングの本場ラスベガスの地元紙は、2018年のボクシングファン待望の10試合を特集。バンタム級転向を明言しているWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(大橋)も選出されている。

「2018年にボクシング界が目撃したい10試合」と特集したのは、米紙「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」だった。

 10位に登場したのが「Monster」の異名で知られる井上だ。待ち望まれるのは、WBC世界スーパーフライ級王者シーサケット・ソールンビサイ(タイ)との統一戦だった。

「ボクシングの世界ではソールンビサイという名前が出てくる以前は、115ポンド(スーパーフライ級)での最高のマッチアップと言えば、イノウエ対ローマン・チョコラティート・ゴンサレスだった。この戦いは2017年にソールンビサイがゴンサレス相手に2勝を挙げ、表舞台に躍り出たために行われないだろう」

 記事では、このように触れられている。ソールンビサイが一躍名を挙げたのが、「ロマゴン」の愛称で知られるニカラグアの英雄との2度の対決だ。2017年3月にゴンサレスが持つ王座に挑戦し、低い下馬評を覆して判定勝ちでWBCのベルトを奪った。その6か月後に再戦でも4回KOで返り討ち。一躍、スーパーフライ級戦線のトップに躍り出た。

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