葛西紀明は「天空の神話」 “史上最多五輪”に伊メディアも驚嘆「崇拝される王者」
スキージャンプ男子の45歳、葛西紀明(土屋ホーム)が2月の平昌五輪で代表入りが確実となった。8大会連続8度目という冬季五輪史上最多の偉業を目前にしたレジェンドは、イタリアメディアから「天空の神話」「崇拝される王者」と称賛されている。
冬季五輪史上最多8度目の代表目前…イタリアメディアも偉業に注目
スキージャンプ男子の45歳、葛西紀明(土屋ホーム)が2月の平昌五輪で代表入りが確実となった。8大会連続8度目という冬季五輪史上最多の偉業を目前にしたレジェンドは、イタリアメディアから「天空の神話」「崇拝される王者」と称賛されている。
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「五輪選手KASAI、空の神話。8度目の参加」と葛西の偉業を特集したのは、イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」だった。
W杯で派遣推薦基準を満たした葛西が7日に平昌五輪の代表入りの意向を発表したことを伝え、「平昌五輪で45歳のこの日本人は冬季五輪8度目の参加となる。単独首位だ」と偉業を称賛している。
「まだ五輪選手として競技に参加できることが嬉しいし、感動している。この歳でもまだ向上できることに驚いている。でも多分それはわかっていた。空を飛んでいる時、僕は幸せな気持ちだから」という葛西の向上心溢れるコメントも紹介している。
記事では、1992年のアルベールビル五輪でデビューした葛西が、リュージュのトリノ五輪銀メダリスト、アリベルト・デムチェンコ(ロシア)と並び、14年ソチ大会で7大会連続出場を果たしたが、デムチェンコは昨年12月にソチ五輪でのドーピング違反が発覚し、永久追放が決定。その後に引退したために単独トップとなった経緯とともに、葛西がソチ五輪個人ラージヒルで獲得した銀メダルが94年のリレハンメル五輪以来、自身20年ぶりの表彰台だったこともレポートしている。