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稲見萌寧が大会コースレコード「65」で2打差急浮上 3週連続Vへ「今も疲れています」

女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスは17日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で第2日が行われた。45位で出た稲見萌寧(都築電気)は7バーディー、1ボギーの大会コースレコードタイの65で回って通算6アンダー。ホールアウト時点では、暫定首位の沖せいら(フリー)に2打差の同4位に急浮上した。

稲見萌寧【写真:Getty Images】
稲見萌寧【写真:Getty Images】

KKT杯バンテリンレディス第2日

 女子ゴルフの国内ツアー・KKT杯バンテリンレディスは17日、熊本空港CC(6501ヤード、パー72)で第2日が行われた。45位で出た稲見萌寧(都築電気)は7バーディー、1ボギーの大会コースレコードタイの65で回って通算6アンダー。ホールアウト時点では、暫定首位の沖せいら(フリー)に2打差の同4位に急浮上した。

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 稲見が猛チャージをかけた。出だしの10番でバーディーを奪うと、14番は9メートルのバーディーパットを沈めた。後半は6番でカラーから7メートルを入れて3連続バーディー。「ここまで伸ばせると思わなかった。昨日よりショットが安定してくれたのが大きい。パットもそれなりにいい感じで打てていた。昨日はショットが悪くてチャンスがなかった。グリーンにも乗らなかったくらい」と笑顔で振り返り、こう続けた。

「ここ最近パットがそこまで悪くない。ショットが悪くても、アプローチが寄せ切れなくても半分くらいは入るんじゃないかなと思える。今日も7番で9メートルのパーパットが入ってくれてビックリしました」

 今年6戦3勝と驚異的な強さを見せつけている21歳。2週連続優勝中で疲労困憊の中、今大会は欠場も頭をよぎった。この日のラウンド後も「今も結構疲れていますね」と苦笑い。「今日は一番何がよかったというと、スタートが早かったこと。スタートが遅いと、体がきつかったと思う。スタートが遅くて寝すぎると、体がだるくなるので」。前夜は午後9時就寝で午前4時に起床。初日は45位で出遅れたが、午前7時55分スタートでいいリズムを掴めたという。

 過去の3週連続優勝は全美貞、鈴木愛の2人だけ。稲見が21歳263日で達成すれば最年少記録となる。「いま何を思うかというと、予選を通ってよかったということ(笑)。もうちょっと初日に頑張って気楽にプレーをしたい。順位的にも初日はギリギリ。優勝した次の週は、どうしても予選落ちしたくないと思ってしまう。そこをメインに考えています。まだ優勝は意識してないですね」と快挙は見据えず。「バックナインに入ったら気合いが入ると思います」と冷静に最終日に向かう。

(THE ANSWER編集部)


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