「長谷部誠を凌ぐ天才」と呼ばれた男が“サッカー不毛の地”でジュニア世代の指導に乗り出したワケ
地元で大きな期待、和泉市長「非常に夢のある取り組み」
足利市は伝統的に野球が盛んな土地柄だが、サッカーの競技人口も近年増加。だが、ジュニアユース年代のクラブチームが近隣で1つだけだったことから、中学進学以降にサッカーを続けられる環境の整備が課題だった。馬場さんはクラブを立ち上げることで、地域貢献できればという思いで行動を起こしたという。
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ルピナスは今夏に小学6年生の子供たちの練習会を予定。来年4月にジュニアユースチームを立ち上げ、将来的にはトップチームの設立も視野に入れている。
新チームの誕生は、地元で大きな期待を集めている。協賛企業は47社。和泉市長は「ルピナスさんが掲げているキャッチフレーズが、“足利から世界へ”。非常に夢のある取り組みと思い、大きく期待しています。本物の選手の肉声、指導に触れ合えるのことは小学校などの年代において、忘れがたい印象を残します。キャッチフレーズ通りに、足利から世界に羽ばたいてもらいたい」と話していた。
現役時代は華麗なプレースタイルでピッチ上で輝きを放った馬場さん。アンダー世代では同い年の元日本代表主将・長谷部誠(フランクフルト)を凌ぐほどの天才とも呼ばれたファンタジスタは「サッカーの楽しさを伝えながら、トップの選手を育てていきたい」と笑顔で意気込みを口にした。足利から世界基準のタレントを育成することで、セカンドキャリアをさらに充実させるつもりだ。
(THE ANSWER編集部)