羽生結弦は「何も失っていない」 好敵手チェンが驚き語る「むしろ良くなっている」
フィギュアスケートの世界選手権は24日、スウェーデン・ストックホルムで開幕する。大会3連覇を狙うネイサン・チェン(米国)は、日本代表として出場する五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)の存在について「彼と競い合うことはいつも私にとっては大きな誇り」などと語っているという。AP通信が報じている。
世界選手権3連覇狙うチェン「会えることが楽しみ」
フィギュアスケートの世界選手権は24日、スウェーデン・ストックホルムで開幕する。大会3連覇を狙うネイサン・チェン(米国)は、日本代表として出場する五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)の存在について「彼と競い合うことはいつも私にとっては大きな誇り」などと語っているという。AP通信が報じている。
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2018、19年に続くV3を狙うチェンについて、AP通信は「チェンが世界選手権3連覇を狙うにあたっての2つの課題」との見出しで記事を掲載。大会3連覇となれば「米国男子ではスコット・ハミルトンが1984年に4大会連続優勝を果たして以来の快挙になる」と注目しつつも「しかし、彼の目の前には2つの課題がある」と記載している。
課題の1つは「新型コロナウイルスの感染拡大による選手活動のブランク」とし、もう1つは「日本のユヅル・ハニュウの存在だ」と指摘している。
記事ではこれについて語るチェンのコメントを紹介。コロナ禍の影響については「大会で多くのことを学べるので、大会が無いということは大きな損失だと考えています」と話し、「毎日練習はしていて、少しは安定しているのですが、自分が予想できないような妙な感覚を感じ取ることができません。大会が無いとそのようなリズムも失ってしまうのです」と試合がないことに不安も感じているようだった。
一方、羽生については「いつものトレーニングベースで練習できないことがどれほど難しいか理解しています」と、カナダのブライアン・オーサーコーチのもとを離れて練習していることに言及。「なのに、彼がシャープで華麗な状態をキープしていることは本当に素晴らしいことだと思います。彼は何も失っていません。むしろ良くなっていると思います」と驚きを口にしたという。
羽生とチェンが顔をそろえるのは、2019年12月のグランプリ(GP)ファイナル以来。チェンは「彼(羽生)に会えることを楽しみにしています。長い間、彼に会えていません。彼と競い合うことはいつも私にとっては大きな誇りなのです」と語っている。
(THE ANSWER編集部)