すでに3勝、21歳稲見萌寧の強さ V翌日も朝8時から練習「勝とうが負けようがやる」
女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSが19日から3日間、鹿児島・高牧CCで行われる。前週ツアー3勝目を飾った稲見萌寧(都築電気)は練習ラウンドで調整。優勝翌日も朝から当たり前のようにトレーニングに励むことを明かした。
19日開幕Tポイント×ENEOS
女子ゴルフの国内ツアー・Tポイント×ENEOSが19日から3日間、鹿児島・高牧CCで行われる。前週ツアー3勝目を飾った稲見萌寧(都築電気)は練習ラウンドで調整。優勝翌日も朝から当たり前のようにトレーニングに励むことを明かした。
これが強さの理由かもしれない。稲見は練習ラウンド後に会見。初日は午前9時40分スタートで渋野日向子(サントリー)、今年初戦優勝の小祝さくら(ニトリ)と同組となった。「2人ともパワーゴルフをしてくると思うので、それに負けないように、ついていけるように頑張りたいなと思います」と意気込んだ。
前週はプレーオフの末に3勝目を挙げ、涙を流した。しかし、喜びに浸るのもその日限りで翌日は午前7時に起床し、8時半からトレーニング。その後はクラブを握って練習した。「勝とうが負けようがやっていることです。『やらないと落ちちゃう』みたいな。焦りの方が勝ちますね」。2019年7月の初優勝時は翌朝8時から練習ラウンドを回ったという。
オフはゴルフの技術面よりもウェートトレーニングを中心に取り組んだ。重量のあるものを使った後にキックボクシングにも着手。昨季は体重減で体力面も課題にした。今週も優勝翌日のトレーニング前の時点で1キロ減。「体重が減るとスタミナも減るので疲れやすくなるのかなと思います。食事、トレーニングで減らないようにしたい」と徹底しているようだ。
16日に現地入りし、17日とこの日は練習ラウンド。起伏の激しいグリーンをチェックし「傾斜が凄い。ショットの調子が悪くなった時は悲劇ですね。必死で頑張ります」と苦笑い。21歳の前週女王は「2週連続優勝は難しいことでもあるので、まずは予選を通過してトップ10を狙えたらなって思います」と冷静に先を見据えた。
(THE ANSWER編集部)