エストラーダ―ロマゴン、名勝負に水差す“大差採点”に米記者異論「117-111は酷い」
ボクシングのWBC&WBAスーパー世界スーパーフライ級王座統一戦が米テキサス州ダラスで行われ、WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とWBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が対戦。エストラーダが2-1(115-113、117-111、114-115)の判定で勝利し、2団体のベルトを統一した。判定が割れる白熱の名勝負だったが、1人のジャッジは6ポイント差でエストラーダを支持。思わぬ大差が付けられたことに米記者から異論が起きている。
判定が割れる中でジャッジ1人がつけた「117-111」に異論の声
ボクシングのWBC&WBAスーパー世界スーパーフライ級王座統一戦が米テキサス州ダラスで行われ、WBC王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)とWBAスーパー王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)が対戦。エストラーダが2-1(115-113、117-111、114-115)の判定で勝利し、2団体のベルトを統一した。判定が割れる白熱の名勝負だったが、1人のジャッジは6ポイント差でエストラーダを支持。思わぬ大差が付けられたことに米記者から異論が起きている。
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最後の最後まで両者の意地がぶつかり合った。12ラウンドも足を止めて、パンチを出し合った2人。エストラーダは1212発、ゴンサレスは1317発。2人合わせて実に2529発のパンチが飛び交った。最後は互いの健闘を称え、抱き合った。
判定の結果、ジャッジ2者がそれぞれ1、2ポイント差で両者を支持したが、問題視されているのはエストラーダを支持したもう1人のジャッジだ。6ポイントもの大差をつけている。
これに対して米スポーツ専門局「ESPN」などに寄稿するダン・ラファエル記者は自身のツイッターで「115-113ゴンサレス、117-111エストラーダ、115-113エストラーダで、彼が判定の分かれたジュニア・バンタム級(スーパーフライ級)の統一王座タイトルを獲得した。これには全く納得できない。117-111のショック」と疑問符をつけている。
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のマイク・コッピンガー記者も「この試合は確実にチョコラティート(ゴンサレスの愛称)が勝ったと思った。接戦ではあったが、間違いなく彼のパンチの方がクリアだった。不運。117-111は酷い」と綴っている。
エストラーダを共同プロモートする英国のプロモーター、エディ・ハーン氏ですら「117-111 驚き……115-113でも」などとツイートしている。
(THE ANSWER編集部)