稲見萌寧、亡き祖父の金言「忍耐」胸にV 会見では涙「ずっと近くで見ていてほしい」
女子ゴルフの明治安田生命レディス最終日が14日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。首位で出た稲見萌寧(都築電気)と3打差2位から出た永井花奈(デンソー)が通算6アンダーでプレーオフに突入。3ホール目で稲見がパーとして今季2勝目、ツアー通算3勝目を手にした。試合後のオンライン会見では涙も見せ「メジャー優勝を目指して頑張りたい」などと語った。
明治安田生命レディス最終日
女子ゴルフの明治安田生命レディス最終日が14日、高知・土佐CC(6228ヤード、パー72)で行われた。首位で出た稲見萌寧(都築電気)と3打差2位から出た永井花奈(デンソー)が通算6アンダーでプレーオフに突入。3ホール目で稲見がパーとして今季2勝目、ツアー通算3勝目を手にした。試合後のオンライン会見では涙も見せ「メジャー優勝を目指して頑張りたい」などと語った。
「結果は良かったけどしんどかった1日」と苦しんだ。10番ではティーショットがコースから大きく外れ、15番のラフに入り込んでしまった。高低差の大きい場所を登り降りし、何とかボギーで凌いだ。
「疲労度は2ラウンド回ったくらい」とかなり体力が削られたが、オフの体力強化の甲斐もあり「次の次のホールくらいで回復できた」と復活。この日は1バーディー、5ボギーと4つスコアを落としたが、緊張感あるプレーオフを制した。
試合後のオンライン会見では座右の銘「忍耐」について尋ねられ、涙する場面も。「私の大切な、ゴルフを始めるきっかけになったおじいちゃんが亡くなる前にくれた言葉が忍耐でした」。18年10月に亡くなった祖父の言葉を胸に、風のジャッジが難しい中で耐え抜いた。
「ゴルフで忍耐というより、辛いことで我慢して、努力して取り組めという意味だと思う。ずっと近くで見ていてほしい」
昨年10月以来のツアー通算3勝目。「1年に1回優勝という目標は達成できている。一番はメジャー優勝を達成したいというのがあるので、そこを目指して頑張りたい」と次の目標を見据えた。
(THE ANSWER編集部)