渡邊雄太「僕の中ではあり得ない」 現地の識者が「感銘を受けた」と絶賛する発言とは
米プロバスケットボール(NBA)のラプターズとツーウェー契約を結ぶ渡邊雄太は今季、限られた出場時間でアピールを続け、本契約を勝ち取るべく奮闘を続けている。そんな中で渡邊のプレーに対する意識を強く印象付けるコメントが現地で称賛の的となっている。
黄金ルーキーにダンクを許した後の発言に広がる称賛
米プロバスケットボール(NBA)のラプターズとツーウェー契約を結ぶ渡邊雄太は今季、限られた出場時間でアピールを続け、本契約を勝ち取るべく奮闘を続けている。そんな中で渡邊のプレーに対する意識を強く印象付けるコメントが現地で称賛の的となっている。
渡邊の発言が現地のファン、そして識者の心を捉えている。事の発端は先月19日(日本時間20日)のティンバーウルブズ戦だった。黄金ルーキー、アンソニー・エドワーズをブロックに行ったが、逆に弾き飛ばされ豪快にダンクを決められてしまった。
エドワーズのポテンシャルの高さを示すプレーとして、このダンクシーンは現地で広く拡散されることになった。一方の渡邊は4日のピストンズ戦後の会見で、このプレーについて振り返っていた。
「あのダンクにブロックに行かないという選択肢はあり得ない。簡単に2ポイント与えるくらいなら、ダンクされた方が(いい)。結果、僕のファウルになって3点プレーをやられたので、それは絶対ダメなのだが、ああいう状況では、ネット上で(映像が)広まるのを恐れて、避けてる人がほとんどだが、僕はそれをしだしたらここにいるべきではないと思うし、プレータイムももらうべきではないと思っている。
3ポイントをやらせてしまったということが反省点。同じシチュエーションがくれば毎回跳ぶ。100回中99回ダンクされても、1回ブロックできる可能性があるなら、絶対ブロックに跳ぶ」
案の上、渡邊の上からエドワーズがダンクを叩き込むシーンは大きな反響を呼んだのだが、それと同時に渡邊のプレーにかける思いが表面化した、このコメントも高く評価されることになったのだ。
米スポーツ専門局「ESPN」が注目を寄せると、現地ファンからも「めちゃ尊敬する」「良い考え方だ」などと反響が集まったという。