こんな面白い一塁牽制見たことない!? 笑撃の珍事に米脚光「野球史上最もおかしい」
トッププレーヤーが集う米大リーグは今年、アストロズが悲願の世界一を達成し、幕を閉じたが、その裏では印象に残る数々の名シーンが生まれた。MLB公式サイトは今年紹介した「名シーン動画」特集を掲載し、全米で爆笑を呼んだシュールな牽制を紹介。当時、ファンが「助けてくれ、笑いが止まらない」「野球シーンで史上最もおかしな出来事」と抱腹絶倒となった動画が再び反響を呼んでいる。
懸命な投手、棒立ちの走者…MLB公式サイト、今季の「名シーン動画」特集で再び反響
トッププレーヤーが集う米大リーグは今年、アストロズが悲願の世界一を達成し、幕を閉じたが、その裏では印象に残る数々の名シーンが生まれた。MLB公式サイトは今年紹介した「名シーン動画」特集を掲載し、全米で爆笑を呼んだシュールな牽制を紹介。当時、ファンが「助けてくれ、笑いが止まらない」「野球シーンで史上最もおかしな出来事」と抱腹絶倒となった動画が再び反響を呼んでいる。
画面が切り替わった瞬間、全米の目が点になった。笑撃のプレーが起きたのは、8月27日のフィリーズ―カブスの一戦。3点リードして迎えた5回のカブスの攻撃、無死一塁の場面だった。
マウンド上のフィリーズ右腕ピベッタは打者ラステラと対峙、一塁走者は決して俊足ではない強打者のリゾだった。すると、警戒していないと見せかけ、意表を突いて瞬時にプレートを外し、一塁牽制を狙った。素早い送球、タイミングはどうか――。そう思った次の瞬間、切り替わった画面は信じられない場面を映し出していた。
一塁走者リゾは両手を下ろし、左足でベースを踏んだまま、直立不動で立っていたのだ。しかも、投手方向は見ているものの、ぼーっとすらしている様子で、ボールが来ても微動だにせず。一塁手が捕球しても、まるで他人事のように反応を示さず、視線を遠くに向けてしまった。ボールはピベッタにゆっくりと戻されていった。
リードしていないのに懸命な牽制球を投げてしまった投手と、牽制球が来ているのに微動だにしなかった走者。一瞬にしてスタジアムはざわつき、中継している実況、解説者も「ハッハッハッ」と声を上げ、しばらく笑いが収まらない様子だった。