笑顔溢れた「イーグルスラグビーアガデミー」体験会 開校に寄せる湯澤校長の想い
校長は元イーグルス湯澤奨平氏「子どもたちのために何かできないか」
BUコーチ陣に加わり、子どもたちとグラウンドを駆け回ったのは、昨季を限りに現役を退いた元イーグルスの湯澤奨平氏だ。「こんなに走ったのは、引退後初めてです」と笑顔を見せる湯澤氏は、現在、チームで普及・育成を担当。「イーグルスラグビーアカデミー」では校長を務める。湯澤氏はアカデミー開校の背景について「日本ラグビーの発展に貢献したい」と想いを語る。
「(2022年に発足予定の)新リーグでは各チームにジュニア世代の育成機関を持つよう求めていることが、きっかけではあります。ただ、育成は日本ラグビー界の課題でもある。ラグビースクールは各地にありますが、週末の活動がほとんど。まだまだラグビー部がある中学が少ないこともありますし、平日にラグビーができる場所を求める子どもたちのために何かできないかと。主にキヤノンのトップチームが使うのは天然芝のグラウンドで、人口芝のグラウンドは空いているので、これを有効活用しない手はないと考えました」
子どもたちの笑顔に加え、元イーグルスの湯澤氏、和田拓氏、小野澤コーチ、菊谷コーチ、そして様子を見守ったイーグルス永友洋司GMらの顔にも大きな笑みが浮かんだことが、体験会が成功裏に終わった証だろう。
4月6日の開校の前に、3月16日にも再び体験会が開催される。キヤノンイーグルス×BUの強力タッグで実現するアカデミー。一度その目で確かめても損はないはずだ。
[○16日に開催される無料体験会とアカデミーの詳細は「キヤノンイーグルス 公式サイト(https://www.canon-eagles.jp/academy/)」まで
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)