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渋野日向子が6打差12位後退 緊迫したV争いの“欲”を痛感「いらない感情が増えた」

女子ゴルフの今年初戦・ダイキンオーキッドレディスが6日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われ、全組が競技を終えた。首位と4打差の5位で出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、1ボギーの72で回り、通算6アンダーで首位の西郷真央(大東建託)と森田遥(新英ホールディングス)に6打差の12位に後退した。

渋野日向子【写真:Getty Images】
渋野日向子【写真:Getty Images】

今年初戦ダイキンオーキッドレディス第3日

 女子ゴルフの今年初戦・ダイキンオーキッドレディスが6日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で行われ、全組が競技を終えた。首位と4打差の5位で出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、1ボギーの72で回り、通算6アンダーで首位の西郷真央(大東建託)と森田遥(新英ホールディングス)に6打差の12位に後退した。

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 渋野は思うように伸ばせなかった。第3打をピン手前1メートル半につけた前半4番パー5でパー。6番パー4もチャンスにつけたが、バーディーパットを決め切れず。パープレーが続くと、9番第2打をグリーン左奥のラフに入れ、アプローチはカップを3メートルオーバー。上りのパーパットも外してボギー。後半もパープレーが続いたが、15番で残り12メートルのカラーからパターでねじ込み、この日初バーディーで笑顔を咲かせた。

 ラウンド後の会見では「悔しい場面はかなりありましたけど、よくイーブンで回れたなと思います。(パットは)特にミスヒットっていうのは少なかったけど、ラインでタッチ、距離感が合わずに外れてしまう。結局は自分のせいではあります」とコメント。続けてこう振り返った。

「調子が悪いわけではないと思います。打ちたい方向に打てている。あとは距離感です。(15番)あんなの入るんやって。バーディーを獲った感覚はなかった。上位との差を見てしまう。やるべきことを超えてそこを見てしまうので、そこは反省点。こんだけ差が開くと、明日はもっと自分に集中できると思います」

 19年11月以来、優勝から遠ざかっている。「バーディーパットが入らないのが続いていたので、セカンドショットで寄せたいといういらない感情が増えたと思う」と吐露。緊張感のある争いにどうしても“欲”が出てきた。

 今大会は各日1000人のギャラリーを入れ、国内女子ツアーでは2019年の最終戦以来1年3か月ぶりの有観客。「ティーショットには手応えがあるので、セカンドショットやパットがかみ合っていないので修正して臨みたい。この3日間でいいところも悪いところも見れている。総括して1週間で一番いいゴルフができるよう、『やるべきことをやりきること』を頑張りたい」と前を向いた。

(THE ANSWER編集部)


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