渋野日向子、21年初戦は20位発進 459日ぶり観客に感動「頑張れの言葉にしみじみ」
女子ゴルフの今年初戦・ダイキンオーキッドレディスが4日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で開幕した。大会関係者に新型コロナウイルスの陽性者が出たため、3日の練習ラウンドが中止に。異例の調整が強いられた中、渋野日向子(サントリー)は71で回り、1アンダーで首位・西郷真央(大東建託)と7打差の20位発進となった。
今年初戦ダイキンオーキッドレディス
女子ゴルフの今年初戦・ダイキンオーキッドレディスが4日、沖縄・琉球GC(6561ヤード、パー72)で開幕した。大会関係者に新型コロナウイルスの陽性者が出たため、3日の練習ラウンドが中止に。異例の調整が強いられた中、渋野日向子(サントリー)は71で回り、1アンダーで首位・西郷真央(大東建託)と7打差の20位発進となった。
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渋野の2021年初バーディーは3ホール目だった。1、2番をパーとした後、5メートルのバーディーパットを沈めた。昨年はコロナ禍で中止となり、2年ぶりのツアー開催となった沖縄のファンが沸く。拍手や「おー!」と声が響いた。9番で落としたが、10番でバーディー。15番でもバーディーを奪ったが、最終18番のボギーで1アンダーとなった。
渋野は「うわ、ひっさしぶり!」と会見場に登場。初日をこう振り返った。
「朝からチーピンを打ってどうなるかと思ったけど、アンダーで回れてよかった。(3番のバーディーで)いけそうとは思わなかったけど、思っていたティーショットも打てたし、今日の18ホールでは一番よかった」
今大会は2日夜までに大会関係者に陽性者が出たため、3日の練習ラウンドが中止となった。終日ゴルフ場に立ち入り禁止となったが、選手や他の大会関係者に濃厚接触者がおらず、予定通り試合開催。各日1000人のギャラリーを入れる予定で、この日は2019年最終戦以来459日ぶりの有観客で868人が駆けつけた。
「久しぶりだったので最後までめちゃくちゃ楽しんでやっていました。拍手は自分に向けてじゃなくて、同組の選手への拍手でさえも自分が嬉しかった。小さい言葉でナイスバーディー、頑張れと言われるのもしみじみ来ました。スタートホールに行くまでの道にいたたくさんのギャラリーさん、名前のコールの後の拍手、いいショットの後の拍手って本当に凄いものなんだと改めて感じました。
私は見に来てくださる方がいることによってゴルフを楽しんでいるんだなと。去年は(無観客で)それをあまり思えなかった。ギャラリーの方々の大切さを凄く感じました。1年間無観客でやって、1年以上ぶりの有観客。これだけいろいろ体験すると、やっぱりお客さんがいるところじゃないと本領発揮できないと思いました」
2019年は全英女子オープンで優勝するなど、国内外で5勝を挙げてツアーを代表する選手に。しかし、昨年は未勝利で苦しいシーズンを過ごし、19年11月以来優勝がない。「今年は目標を口に出すのは難しい。目の前のことを必死にやる。やりたいことをやりきることを頑張れたら。目の前の一打、試合に全力を尽くしたい」と意気込んだ。
(THE ANSWER編集部)