全豪V大坂なおみは「勇気をくれる」 準Vブレイディが称賛「若い女子たちが見てる」
テニスの全豪オープンは20日、女子シングルス決勝で世界ランク3位・大坂なおみ(日清食品)が同24位ジェニファー・ブレイディ(米国)を2-0(6-4、6-3)で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。4大大会は昨年の全米オープンに続く連勝&通算4度目V。25歳のブレイディは初の4大大会決勝で準優勝に終わったが、試合直後に潔く勝者を称えた。
全豪OP決勝で大坂なおみに敗戦
テニスの全豪オープンは20日、女子シングルス決勝で世界ランク3位・大坂なおみ(日清食品)が同24位ジェニファー・ブレイディ(米国)を2-0(6-4、6-3)で破り、2年ぶり2度目の優勝を果たした。4大大会は昨年の全米オープンに続く連勝&通算4度目V。25歳のブレイディは初の4大大会決勝で準優勝に終わったが、試合直後に潔く勝者を称えた。
ブレイディは第1セットで粘りを見せたが、取り切れず。大坂のパワーテニスに対し、ロブショットなどでポイントを重ねる場面もあったが、及ばなかった。決勝後にコート上で行われたスピーチでは、こう切り出した。
「まず最初にナオミにおめでとうを伝えたい。グランドスラム優勝は私たち全員に勇気をくれる。彼女がしていることは本当に素晴らしいことです。若い女の子たちはこれを見て勇気をもらっているでしょう。ナオミのチームにもおめでとうを言いたい。特別なことを実現している。毎日ナオミを鼓舞して、その中で彼女が日々、良くなっています。おめでとうございます」
最初に大坂を祝福し、称賛した。さらに「そして大会を開催してくれてありがとうございます。隔離の間、私たちが居心地よくいられるようにいろんなことをしてくれた。母国のファンの皆さん、お母さんもテレビの前で泣きながら見ていることでしょう」と語ると、大きな拍手を浴びた。
クリス・エバート・アカデミーで10歳から練習し、ジュニア世代の世界36位にランク。12歳でグランドスラムジュニアの部で3大会に出場したが、全仏の2回戦が最高成績だった。2014年の全米オープンにワイルドカードで出場。同9月に初タイトルを勝ち取ると、同10月には17歳の大坂から白星を掴んでいた。翌年プロに転向。昨年全米オープンで初めて4大大会4強に進出したが、大坂との準決勝はフルセットの末に敗れていた。
4度目の対戦で大坂の3勝1敗。ブレイディは「私のチームにも感謝したい。あなたたちがいないと、今日ここにいないと思う。全てのことに感謝したい。もっと上を目指しましょう」と成長を誓った。
(THE ANSWER編集部)