世界的名手ダン・カーターが引退表明 38歳で決断「何度も考えた。今日がその日です」
ラグビーの元ニュージーランド代表SOダン・カーターが20日、現役引退を表明した。自身のインスタグラムに「正式に引退します」などと記した。
世界最優秀選手に3度選出、昨季は神戸製鋼でプレー
ラグビーの元ニュージーランド代表SOダン・カーターが20日、現役引退を表明した。自身のインスタグラムに「正式に引退します」などと記した。
38歳のカーターは2003年からオールブラックスの一員としてプレー。2011年の自国開催のワールドカップ(W杯)には大会中の練習で負傷し、試合には出場できなかったが、ニュージーランド代表は優勝。15年のイングランド大会ではチームの連覇に貢献した。
大会後に代表からの引退を表明。代表キャップ数は「112」を誇り、世界最優秀選手に3度選出され世界最高のSOと呼ばれた。2018年から昨季まではトップリーグの神戸製鋼でプレーし、5月の退団発表後は母国のクラブでプレーしていた。
カーターは以下のように記している。
「報告:何度も考えましたが、今日がその日であり、それを自分から報告できることに感謝します。正式にプロのラグビーから引退します。私が32年間プレーしてきたスポーツは今日の私を形作ってくれました。私のチームメイト、対戦相手、指導者、チームをマネジメントしてくれた人たち、スポンサー、そしてファンの皆さんなどの私の旅に関わってくれた全ての人には感謝しようとしてもしきれません。
その中でも私のキャリアを導いてくれた友人、そして家族には特に感謝です。妻は私の支えであり、私の夢を叶えさせてくれたし、美しい家族を作ってくれました。感謝しきれません。人生の新しい章を迎えるにあたって、それがどんなものになるかワクワクしています。プレーから去ることは悲しいですが、そのタイミングは今です。ラグビーはこれからも私の生活の一部です。ありがとう」
(THE ANSWER編集部)