羽生結弦は「江陵アイスアリーナを支配した」 平昌金から3年、五輪メディアが熱狂回顧
フィギュアスケートの五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)が、平昌五輪で金メダルを獲得してから17日で3年が経過した。IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」は快挙を振り返り、「江陵アイスアリーナを支配した」と伝えている。
2018年平昌五輪で金メダル獲得から3年が経過
フィギュアスケートの五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)が、平昌五輪で金メダルを獲得してから17日で3年が経過した。IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」は快挙を振り返り、「江陵アイスアリーナを支配した」と伝えている。
同メディアは偉業から3周年となる17日、「2018年の平昌五輪を制したユヅル・ハニュウを追体験」などと特集。「ユヅル・ハニュウが1952年のディック・バトン以来、五輪で連覇に成功した。ハニュウは歓喜の観衆からクマのプーさんの雨が降り注ぐ中、江陵アイスアリーナを支配した」と記載している。
記事では、栄光に至るまでの怪我との戦いにも焦点を当てている。過去には体の調子が万全ではない時期もありながら「依然として数々の記録を破った」と分析。15、16年の世界選手権では連覇したハビエル・フェルナンデス(スペイン)に続いて銀メダル獲得しているが「これは彼が簡単に諦めないという象徴的な出来事となった」とこの時期について振り返っている。
羽生は17年11月、ジャンプの練習中に負傷。右足関節外側靱帯(じんたい)損傷と診断された。治療を続けて臨んだ3か月後の平昌五輪。ショートプログラム(SP)について、記事ではこう記されている。
「彼は氷上から遠ざかることがなかったかのようだった。非の打ちどころのないサルコーとトウループの2つの4回転ジャンプを見届けたコーチのブライアン・オーサーとジスラン・ブリアンは飛び上がって喜んだ。彼の世界記録にわずか及ばない111.68点だった」
華麗な復活劇を特集では改めて絶賛。続くフリープログラムの「SEIMEI」でも感動的な滑りを披露し、合計317.85点で見事連覇を果たした。伝説的な平昌での演技は、3年後も語り継がれている。
(THE ANSWER編集部)