大坂なおみと8強で激突、シェイはどんな選手? コーチが「普通ではない」と驚く逸話
コーチが驚くシェイの逸話「3年間同じラケットを使い続ける選手を教えてくれ」
「彼女は3年間ストリングを壊さなかった。3年間同じラケットを使い続けて変えない選手がいるなら教えてくれ。それで、彼女はラケットを買わなければいけなくなった。普通のことではない。彼女はスポンサーがついていない。だから、彼女はコート上で“タイムズスクウェア”のように、それぞれ異なる会社の異なるロゴを身につけているんだ。彼女は3年間ストリングを壊さなかったんだよ」
シェイにはスポンサーがついていないため、用具の選択などは自身で行っているのだという。
「この大会前、我々は少し心配があった。彼女はストリングを張りなおさなければいけなかったからだ。それは1年に1度行う。ボールが変われば選手はラケットを変えるものだろ? 彼女は数年同じラケットを使うんだよ」
「彼女は壊れたストリングでプレーするのがどんな状態なのか知らなかった。だから壊れていたことに気が付かなかったんだ。その理由の1つは、彼女がボールをラケットの中央で綺麗にとらえるから。多くの人がフレームでボールを打って、ストリングを壊す。彼女はフレームに当てたりはしない。多分、そんなことするくらいなら、彼女はプレーしないだろうね……」
ヒットポイントは常に一定。実に精確なショットを武器にするシェイの驚くべきエピソードだ。大坂のパワーか、シェイの技術か。興味深い準々決勝となりそうだ。
(THE ANSWER編集部)