大坂なおみ、次戦も難敵 世界71位の35歳シェイをWTA特集「最も巧妙な選手の1人」
テニスの全豪オープンは14日、女子シングルス4回戦で世界ランク3位の大坂なおみ(日清食品)が、同14位ガルビネ・ムグルサ(スペイン)に2-1(4-6、6-4、7-5)で勝利。優勝した19年以来2年ぶりの8強入りを決め、昨年8月から続く連勝を18に伸ばした。WTA公式サイトでは「あり得ないカムバック」と称賛しつつ、準々決勝で対戦する同71位シェイ・スーウェイ(台湾)にフォーカス。「最も巧妙な選手の1人を倒さなければいけない」と難敵だと指摘している。
準々決勝で対戦するシェイにWTA注目
テニスの全豪オープンは14日、女子シングルス4回戦で世界ランク3位の大坂なおみ(日清食品)が、同14位ガルビネ・ムグルサ(スペイン)に2-1(4-6、6-4、7-5)で勝利。優勝した19年以来2年ぶりの8強入りを決め、昨年8月から続く連勝を18に伸ばした。WTA公式サイトでは「あり得ないカムバック」と称賛しつつ、準々決勝で対戦する同71位シェイ・スーウェイ(台湾)にフォーカス。「最も巧妙な選手の1人を倒さなければいけない」と難敵だと指摘している。
大坂は土壇場で踏ん張った。1-1で迎えた最終セットは第5ゲームで先にブレークされる苦しい展開。第8ゲームには15-40とムグルサにマッチポイントを握られたが、ぎりぎりで踏みとどまると、続くムグルサのサービング・フォー・ザ・マッチでは大坂がブレークバックに成功。土壇場で5-5のタイに戻す。そして最後は第12ゲームで大坂がブレーク。1時間55分の死闘を制し、大逆転での8強入りを決めた。
海外記者からは「決勝に値する試合」と評された一戦をWTAは「オオサカがマッチポイントを死守し、メルボルンでムグルサをやぶる」と題してレポートを掲載している。
「15-40とされた最終セットで、5-3からオオサカは4ゲーム連取し、ロッド・レーバー・アリーナで1時間55分のあり得ないカムバックを果たした」
追い込まれた状態からサービスエースと、相手のミスで追いつき窮地を脱出。そしてそのまま流れを掴んだ大坂の戦いぶりについて、「オオサカは、勝利を掴む過程で11本のエースと40本のウイナーを叩き込み、試合が進むにつれて激しさを増した、強烈なベースラインでのラリーで、ムグルサに打ち勝った」と伝えている。