大坂なおみ、劇的大逆転を海外識者が続々称賛「決勝に値する」「信じられない精神力」
テニスの全豪オープンは14日、女子シングルス4回戦で世界ランク3位の大坂なおみ(日清食品)が、同14位ガルビネ・ムグルサ(スペイン)に2-1(4-6、6-4、7-5)で勝利。優勝した19年以来2年ぶりの8強入りを決めた。昨年8月から続く連勝を18に伸ばした。
マッチポイント握られながら逆転で8強
テニスの全豪オープンは14日、女子シングルス4回戦で世界ランク3位の大坂なおみ(日清食品)が、同14位ガルビネ・ムグルサ(スペイン)に2-1(4-6、6-4、7-5)で勝利。優勝した19年以来2年ぶりの8強入りを決めた。昨年8月から続く連勝を18に伸ばした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
1-1で迎えた最終セットはお互いにキープして迎えた第5ゲームで先にブレークされる苦しい展開。第8ゲームにはムグルサにマッチポイントを握られたが、ぎりぎりで踏みとどまると、続くムグルサのサービング・フォー・ザ・マッチでは大坂がブレークバックに成功。土壇場で5-5のタイに戻す。そして最後は第12ゲームで大坂がブレーク。大逆転での8強入りを決めた。劣勢を跳ね返し、1時間55分の死闘を制した大坂を海外の識者もツイッター上で次々と称賛している。
米ニュースサイト「ビジネス・インサイダー」のコーク・ゲインズ記者は「ワオ。これは決勝に値するような試合だ。オオサカが第3セットで5-3のビハインドで2つのマッチポイントを許した。そして彼女は今6-5でリード」と試合終了間際に興奮気味にツイートしている。
米紙「ニューヨーク・タイムズ」のスポーツ部副編集長のオスカル・ガルシア記者は「ナオミ・オオサカの4回戦の勝利は、タイトル獲得へ彼女を推進させるようなものだ」と記せば、豪メルボルン地元ラジオ局「3AW」で司会者などを務めるシェイン・マクインズ氏も「衝撃的なカムバック。ナオミ・オオサカが2つのマッチポイントを死守し、ガルビネ・ムグルサを4-6、6-4、7-5で破る」と驚きを記している。
さらには英紙「ガーディアン」のトゥマイニ・カラヨル記者も「オオサカが、まだ若いキャリアにおいてすでに見せてきた、信じられない精神力において、我々はこのような“死”からの偉大な生還を見たことがなかった。彼女が出来ることについて、更に学んでいる」と見事な逆転劇に感嘆しているようだ。
準々決勝で当たる世界ランク71位シェイ・スーウェイ(台湾)とは過去に5度対戦し、4勝1敗と勝ち越している。
(THE ANSWER編集部)