4年ぶり“復帰”の内山高志、サプライズ発言に会見場ざわつく「本気度?想像にお任せ」
新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。セミファイナルでは元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が、現役の日本同級王者・坂晃典(仲里)と対戦した。
41歳内山氏「やるならフェザー級かな」とニヤリ
新型コロナウイルスと戦う医療従事者や患者を支援するボクシングのチャリティーイベント「LEGEND」が11日、東京・代々木第一体育館で行われた。スパーリング形式で行われる3分×3回のエキシビションマッチ。セミファイナルでは元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏が、現役の日本同級王者・坂晃典(仲里)と対戦した。
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内山氏は2016年12月31日の試合を最後に現役引退。以来、4年ぶりのリング復帰だったが、ブランクを感じさせない強烈なストレート、右ボディーをクリーンヒットさせるなど大いに会場を沸かせた。
リング上でのインタビューで内山氏は「引退して4年経って、酒を2日以上抜くのは今回初めてです。いやぁきついっす。みんなの前で恥ずかしい姿は見せられないので。倒されなければいいと思っていたけど、練習しているうちにいい試合したい、勝ちたいと思うようになった」と笑顔で振り返っていた。
会見場でも「明日、健康診断行ったら完璧なのでは」と冗談っぽく笑いながら、「ボクシングの楽しさを思い出した。関係者の皆様、ありがとうございます。という感じです」と主催者に感謝。久しぶりのリングを楽しんだようだ。
現役時代はスーパーフェザー級で一時代を築いた内山氏。試合の満足度については「当て勘、避け勘は徐々に戻ってきたと思うのですが。まだまだ当て勘はしっくりきていない。3週間でここまで仕上げられたので、僕の中ではいい方だったかなと」と準備期間の短さに、やや不完全燃焼感も覗かせた。
再びリングに上がりたい欲が沸いてきたのか――。「やるならフェザー級でスタートしようかと」と笑いながら、「今回はほんと体重が増えなかったので、毎日練習終わって炭水化物食べて、無理矢理増やして61キロとか62キロとかで、やるならフェザー級かなと」と冗談とも本気ともつかぬ発言で会見場をざわつかせた。
「本気度? 想像にお任せします」とけむに巻いた内山氏。あくまでジョークだろうが、“KOダイナマイト”の全盛期を知るファンからすると、ひょっとするとの期待をかけたくなる。
(THE ANSWER編集部)