【陸上】3大会連続3冠のボルトも銀メダルの日本を称賛&高評価「侮れないチーム」
海外でも決勝レースを速報、「日本はアジア記録を更新して銀を獲得した」
この決勝レースについて、米紙「USA TODAY」電子版は「(米国チームは)北京、ロンドンに続くジャマイカの素晴らしすぎる戦いの前に軌道に乗れなかった。そして驚きの銀メダリストとなった日本に続いてゴールしたのち、失格となった」とレポート。また五輪公式サイトでは「すでに3種目すべてで世界記録を保持しているボルトは金曜日に五輪スタジアムで最終走者を務めた。ジャマイカは37秒27を記録し、優勝した。日本は37秒60のアジア記録を更新して銀メダルを獲得した」と伝えた。
また、英紙「ガーディアン」電子版はレース結果を速報しつつ、「日本のリレーのアンカー、アスカ・ケンブリッジは興味深い経歴を持っている。彼の父はジャマイカ人で、母親は日本人だ。彼は2歳の頃までジャマイカで過ごしていた」とケンブリッジのルーツについても紹介した。
さらに米「FOXスポーツ」電子版では日本のバトン技術を称賛。「日本は100メートル決勝に誰も出場していないにもかかわらず、ミスのないバトンパスで驚きの銀メダルを獲得した」とレポート。記事の中で、ボルトも「レースの最中に彼らを見ていたけど、侮れないチームだと思った。バトンの受け渡しが本当に素晴らしかった。時間をかけて練習してきたことが分かるよ。トップレベルの国々と渡り合い、銀メダルを獲得したことに、僕は拍手を送らなければならない」と賛辞を贈っている。
陸上大国の間に割って入ってきた日本のスプリンターたち。4年後の五輪はホスト国として迎えるだけに、今後は各国から注目を集めるかもしれない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images