メドベージェワ「モチベーションを保つのが難しい」 苦難の現状を五輪メディアに告白
フィギュアスケートの平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が、IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」のインタビューに応じ現状について「モチベーションを保つのが本当に難しい」などと語りながらも、懸命に前を向いている。
怪我に新型コロナ感染…五輪メディアの独占インタビューで激白
フィギュアスケートの平昌五輪銀メダリスト、エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が、IOC運営の五輪専門メディア「オリンピックチャンネル」のインタビューに応じ現状について「モチベーションを保つのが本当に難しい」などと語りながらも、懸命に前を向いている。
昨年は怪我に加えて、新型コロナウイルスにも感染していたメドベージェワ。シニア転向後初めて、1度も試合に出場することがなかった。
オリンピックチャンネルの独占インタビューに応じた元世界女王は「今季は多くの健康面での挑戦がありました。そして今もまだそれと格闘している最中です。背中はかなり良くなってきていますし、継続して良い治療をしています」と現状を語っている。
昨年9月にエテリ・トゥトベリーゼコーチの下に復帰。しかし背中の痛みなどが出て、ロシア杯などを欠場。新型コロナ感染も明らかになり、12月のロシア選手権の舞台にも立てなかった。
メドベージェワは「私は21歳です。毎年、体を維持しモチベーションを保つのが難しくなっています。体に常時痛みを抱えている場合、毎朝起き上がって練習に行くのは困難です。(練習で)痛みを感じるのは分かっていますしね」と明かしながらも、「唯一話せることは、私が、健康を維持することと、大会のために準備できるように最善を尽くしているということです」と前を向いている。
そんな苦しい現状の中でも「フィギュアスケートが大好きですし、子どもたちの幸せの顔を見るのが好きです。観衆の反応も好きです。拍手や声援を聞くのは嬉しいものです。もちろん、他の選手よりも自分の演技後に多くの音が、聞こえたらちょっと気持ちいいです。観客が氷上の私を受け入れる時の、この気持ちが好きです」とフィギュア愛についても口にしている。