内村航平は「史上最高」 コマネチさんもついに認める「議論は終わった」
コマネチさん「最後の種目で披露した内容は本当に、本当にアメージングだった」
記事によると、2012年のロンドン五輪で個人総合金メダルに輝いた際はコマネチさんは「彼を最高と称賛するには時期尚早だと考えていた」という。だが、今大会で史上4人目の連覇を成し遂げた後は「議論は終わった」と語り、「ウチムラは史上最高ね」と絶賛したそうだ。
記事の中でコマネチさんは「あれほど長期間にわたって彼が達成したものを見ましょう。(世界選手権と五輪で)8年も負けがない。それが彼のレガシーだわ」とコメント。さらに0.099点の僅差で決着した決勝を「五輪の体操史上最高の争い」と振り返り、「金を取れる選手が5、6人いた」、「だから、彼は鉄棒でリスクを取る必要があった……そんなプレッシャーの中、最後の種目で披露した内容は本当に、本当にアメージングだった。着地でぴたりと止まって、ほんの少しでもよろめいたら金を失っていたけど、その時はいまだに彼が史上最高かどうか議論していたでしょうね」と語っている。
「彼の体操はアメージング。時には彼の出来栄えを見て、そこに欠陥がさっぱり見当たらないことがあるわ。一つもね」とも評しているコマネチさん。“白い妖精”と称えられた元女王の目から見ても、内村の演技は文句のつけようがないようだ。
団体総合でも日本を金メダルに導く活躍を見せた27歳。その圧巻の演技にいまだ称賛の声は鳴りやまない。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer