「本当に良かった」 ニューヒロイン紀平梨花、女子史上初の3回転半&3回転成功に安堵
フィギュアスケート女子の紀平梨花(関大KFSC)が9日、ジュニアグランプリ(GP)ファイナルのフリーで、トリプルアクセル-3回転トーループの大技を成功し、国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子史上初の快挙を達成した。ISU公式Youtubeチャンネルで、本人は「本当に良かった」と満面の笑みを浮かべ、バレエのコーチに師事するなど、努力の成果に胸を張った。
ジュニアGPファイナル、フリーで女子史上初の大技を決めて合計192.45点で4位
フィギュアスケート女子の紀平梨花(関大KFSC)が9日、ジュニアグランプリ(GP)ファイナルのフリーで、トリプルアクセル-3回転トーループの大技を成功し、国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子史上初の快挙を達成した。ISU公式Youtubeチャンネルで、本人は「本当に良かった」と満面の笑みを浮かべ、バレエのコーチに師事するなど、努力の成果に胸を張った。
歴史的な瞬間に、名古屋の日本ガイシホールは大きな拍手に包まれた。
日本勢で唯一出場した紀平は、7日のショートプログラム(SP)で自己ベストの66.82点をマークして4位。逆転Vを懸けてフリーに挑んだ。
濃いピンクの衣装をまとった紀平は、冒頭のトリプルアクセル-3回転トーループで綺麗に着氷。史上初の大技を成功させた。続いて予定していた3回転ジャンプが抜けてしまったが、その後は3回転-2回転の連続ジャンプを決め、フリー曲「道」のメロディーに合わせて華麗なステップでも魅せた。演技を終えるとその表情には笑顔が見られた。
フリーはシーズンベストの125.63点、合計192.45点で4位。ロシアの13歳アレクサンドラ・トゥルソワが優勝し、頂点には届かなかったものの、トリプルアクセル&3回転ジャンプのコンビネーションをISU公認大会で女子史上初めて成し遂げる快挙を成し遂げた。