井上尚弥VSカシメロは「2021年の願い事」 フィリピン紙が今年期待の試合5傑に選出
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は昨年4月にWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との統一戦は新型コロナウイルス感染拡大により中止となったが、カシメロの母国フィリピン地元紙はボクシング界で今年実現が期待されるビッグマッチ5傑を企画。その中で井上―カシメロ戦を選出している。
条件は「ライブ観戦が実現できるか」と分析
ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)は昨年4月にWBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン)との統一戦が新型コロナウイルス感染拡大により中止となったが、カシメロの母国フィリピン地元紙はボクシング界で今年実現が期待されるビッグマッチ5傑を企画。その中で井上―カシメロ戦を選出している。
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「2021年の願い事」と特集したのは、フィリピン地元紙「セブ・サンスター」だった。2020年のボクシング界は新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、ビッグマッチが次々に延期や中止を余儀なくされたが、記事では「ワクチンが展開され、今年は新型コロナの影響でこれ以上の試合のキャンセルはないだろう。これが我々の求める今年実現すべき試合のリストになる」とし、2021年待望の5試合を選出している。
その中で昨年4月の統一戦で実現するはずだった井上対カシメロ戦も選んだ。「カシメロはありとあらゆる機会でイノウエを挑発している。イノウエではなく、彼が本物のモンスターと伝えている。イノウエのリングネームだ」。記事では井上に対するカシメロへの執拗な挑発という因縁に注目している。
その上で「プロモーターのボブ・アラムはこのブロックバスターの試合はライブ観戦で実現すべきという考えを持っている。この試合が実現するかどうかの条件になりそうだ」とし、井上と契約しているトップランク社のアラムCEOはビッグマッチ開催の条件に、入場料収入を挙げていることを指摘している。
トップランク社はコロナ禍でバブルと呼ばれる無観客で試合を実施。厳格な隔離体制で興行の安全性を高めているが、集客可能な状況が、統一戦実現の条件と分析している。なお、井上―カシメロ戦以外の2021年に期待の試合は以下の通り。
WBA&IBF&WBO世界ヘビー級王者アンソニー・ジョシュア(英国)―WBC同級王者タイソン・フューリー(英国)
WBAスーパー世界ウェルター級王者マニー・パッキャオ(フィリピン)―WBO同級王者テレンス・クロフォード(米国)
クロフォード―WBC&IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスjr.(米国)
世界ライト級4団体統一王者テオフィモ・ロペス(米国)―元3階級世界王者ワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)
(THE ANSWER編集部)