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五輪メダリスト×元大リーガー なぜ、異色の2人は気温-10度の町で指導したのか

「恥ずかしがり屋で泣き虫…」、建山氏が説いた「弱さ」との向き合い方

 今回、天塩町が主体となり、将来を担う子供や保護者にスポーツマンシップの精神を浸透させたいという思いから「スポーツマンシップ チャレンジ2017 in 天塩」を開催。町内の小中学生96人を含む、総勢250人が天塩町ファミリースポーツセンターに集まった。天塩町では、バレーボール、野球、レスリングが盛んで、この思いに賛同した建山氏と迫田さんが指導に駆け付けたのだ。

 迫田さんはレシーブ、トス、スパイク、サーブ練習を中心に仲間を思いやる気持ちを強く子供たちに伝えた。建山氏は、バッティング、ピッチングの基礎練習を中心に、一球の重みや大切さを強く伝え、約3時間に渡り指導を続けた。

 バレー指導を終えた迫田さんは「いつもはバレー経験者やバレーボールを全く触ったことのない子供たちとバレーをするのですが、今回はスキー、レスリング、野球だったりと、色々なスポーツをされている選手の方と一緒にできて、新しい経験ができました。特に野球はバレーボールと似ているなと思う点がたくさんあったので、自分にとっても新しい経験になりました」と話した。

 一方で、メジャーリーガーとして大舞台で投手として活躍してきた建山氏は「小学生時代、授業で先生に当てられないように隠れていた子供だった」と意外な過去を告白。「本当に恥ずかしがり屋だし、緊張もするし、泣き虫だし……。スポーツに向いていないじゃないかと思いながら過ごしていた。性格は歳を重ねるごとに、自分の弱さを知って、受け入れて、前向きに取り組んでいこうとなれたので、自分の弱いところ、ダメなところ、いけないところを知るというのは大事だと思う」と続けた。

 今回、天塩町の子供たちにスポーツマンシップに関する講義を担当した千葉商科大・中村聡宏氏から、スポーツをしていて良かったと感じたことを建山氏と迫田さんに投げかけると、2人は子供たちにこう語りかけた。

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