紀平梨花が全日本V2 日本女子2人目の4回転成功に喜びの笑み「凄い綺麗に跳べた」
フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野・ビッグハットで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった紀平梨花(トヨタ自動車)が154.90、計234.24点をマークし、2度目の優勝を連覇で飾った。安藤美姫以来17年ぶりとなる日本女子2人目の4回転ジャンプに成功。2位は坂本花織(シスメックス)、3位は宮原知子(関大)だった。
全日本選手権女子フリー
フィギュアスケートの全日本選手権は27日、長野・ビッグハットで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位だった紀平梨花(トヨタ自動車)が154.90、計234.24点をマークし、2度目の優勝を連覇で飾った。安藤美姫以来17年ぶりとなる日本女子2人目の4回転ジャンプに成功。2位は坂本花織(シスメックス)、3位は宮原知子(関大)だった。
紀平が勝ち切った。三原舞依、坂本に続く24番手の最終滑走で登場すると、新たな演目「Baby, God Bless You」を披露。ピアノの旋律に乗せて、情感たっぷりに舞った。
緊張感が漂う中、冒頭の4回転サルコーを成功。全日本の大舞台で初成功させ、会場から大きな拍手を浴びた。以降のトリプルアクセルにも挑戦すると、美しい音色が響く中で熱演。終了直後に安堵の笑みを浮かべ、両拳を突き上げて喜んだ。
テレビインタビューでは「本当に試合が空いた中でモチベーションも下がることがあった。いろんな方の支えがあったおかげです。コーチ、ファンの皆さんのおかげですし、それを演技で返したいと思っていた」と喜びを表現。「今回は4回転サルコーを決められると結構前から思っていた。緊張とか関係なくジャンプのイメージだけを考えて凄い綺麗に跳べたのでよかったです」と振り返った。
今季初戦の18歳は、SPで片手側転を見事に成功させるなど79.34点で首位発進。フリーはラベンダー色の衣装で滑り切った。コロナ禍で自由がきかない中、スイスではステファン・ランビエール氏のもとでトレーニング。今季初戦を無事に終えた。
(THE ANSWER編集部)