桃田賢斗、全日本V3も反省 80分激闘で逆転「バタバタした」「自分の弱さ感じた」
年明けからの国際大会に意気込み「日本のエースの自覚を持って」
さらに新型コロナウイルスの感染拡大により、主戦場であるBWFワールドツアーが3月から中断。復帰の場がなくなった。今大会は11か月ぶりの公式戦。今後の国際大会への復帰を見据えて確認事項も多かったが、着実に勝ち上がり、苦しい試合も物にする勝負強さを再証明した。
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日本A代表は、1月3日からタイに移動予定。当地で隔離合宿を行い、3週連続で開催される国際大会に臨む。国際大会への復帰を前に、反省点を洗い出しながら、優勝という自信を手に入れたことは大きい。
「ホッとした気持ちが7割、嬉しい気持ちが3割。世界ランク1位の桃田と言われると、どうしても、負けちゃいけないという気持ちになる。プライドで踏ん張れる部分もありましたけど、プレッシャーになってしまって、それに打ち克てない自分の弱さも感じた。できれば、また明日から練習に取り組みたい」
11か月ぶりの復帰戦で全日本3連覇。「年明けからは、タイで大会が始まる。次は、海外の選手とやっと(対戦)できる。自分の力がどこまで通用するのか、日本のエースの自覚を持って挑みたい」と語った桃田が、いよいよ東京五輪へと続く世界の戦いに舞い戻る。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)