三笘薫、独走70mドリブルを自身で解説 意識していた“たった1つ”のポイントとは?
「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」の企画として、元日本代表DFで“闘将”としても知られる闘莉王氏が地球の真裏から「今月の最も熱いプレー」をテーマに選出する月間MIP。11月の「Jリーグ月間 最熱モーメント」には、今季、J1リーグを制した川崎フロンターレの三笘薫が見せた、「素晴らしいドリブル突破の一言」と闘莉王氏も舌を巻く約70メートルのドリブルが選ばれた。
元日本代表DF闘莉王氏が選ぶ11月の「最熱モーメント」選出を受けて、三笘がコメント
「DAZN」のパートナーメディアで構成される「DAZN Jリーグ推進委員会」の企画として、元日本代表DFで“闘将”としても知られる闘莉王氏が地球の真裏から「今月の最も熱いプレー」をテーマに選出する月間MIP。11月の「Jリーグ月間 最熱モーメント」には、今季、J1リーグを制した川崎フロンターレの三笘薫が見せた、「素晴らしいドリブル突破の一言」と闘莉王氏も舌を巻く約70メートルのドリブルが選ばれた。
そのシーンは、11月18日に行われた第30節、横浜F・マリノスとの神奈川ダービーで生まれた。2-1と、川崎Fが1点リードして迎えた後半アディショナル、そのまま終了しても川崎Fが勝利を収める試合。横浜FMのサイドからの攻撃をクリアし、三笘にボールが渡った時だった。
「最初は、時間帯のこともあったし、(ボールを)トラップした時点でスペースがあったので、リスクを避けるためにも前に運ぶことを考えていた。でも、相手があまり(守備に)来なかったので、前に行こうと決めて、1人をうまく抜くことができてゴール前まで行くことができた。そして(小林)悠さんがフリーだったので、パスを出した」
ボールを受けてから迷うことなく、相手ゴール前までドリブルで持ち上がったように見えたが、ゴールまでの道筋は見えていたのだろうか? その問いに、三笘は「全く見えていなかった」と答えた。しかし、リスクを避けて「前に運ぶことだけを意識した」結果、ボールを運ぶことができ、ゴール前で横浜FMのセンターバック、チアゴ・マルティンスが前に寄せてきた時に「仕掛けよう」と決めたという。
また、闘莉王氏は三笘が所属する川崎Fについても、「勝利と若手育成」を両立させていることを評価したが、三笘自身も「選手層が厚くて、素晴らしい選手がいる中で、試合に出ることで成長できるし、特に練習の中でもいい競争ができている」と語り、「どれだけできるのかを自分自身が一番把握しているつもりだし、試合を振り返って、『こうすれば良かったな』というシーンをいくつも見て反省して、次に生かすことをやっている」とプロ1年目での自身の成長を実感している。
「ドリブルは見る人を魅了できるものだと思うし、自分のプレーとしての価値が現れると思う」と語る三笘。これからも、「いろいろな人を魅了できるドリブルを出していきたい」と決意を口にした。「小さい頃からの夢」と位置付ける日本代表を目指して、三笘は輝き続ける。
(THE ANSWER編集部)