井岡一翔よ、本気でかかってこい 田中恒成は不敵「覚悟を持って臨んできてほしい」
ボクシングの元世界3階級制覇王者・田中恒成(畑中)は、12月31日に東京・大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(Ambition)に挑戦する。18日はオンラインで会見した。田中の戦績は15勝(9KO)、井岡は25勝(14KO)2敗。
大晦日決戦へオンラインで会見、YouTubeでの重大発表予告も
ボクシングの元世界3階級制覇王者・田中恒成(畑中)は、12月31日に東京・大田区総合体育館でWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(Ambition)に挑戦する。18日はオンラインで会見した。田中の戦績は15勝(9KO)、井岡は25勝(14KO)2敗。
日本のみならず、世界のボクシングシーンからも注目を集める日本人対決へ。田中は充実感を滲ませる。「過去最高に順調です。手応えもありましたし、いい練習もできました。強い選手とスパーして、本当にいい形でここまで来ています」。この日は約20分間、ミット打ちやサンドバック打ちをオンラインで公開。軽快な動きを見せた。
井岡に対して、強気な姿勢は変わらない。11月の会見では「スピード、パワー、スタミナ、負けているものは何もないと思う」と豪語していたが、この日も「変わらないですね。メンタルも負けてないですね」と精神面でも上回っていると追加した。
自信の裏付けとして「しっかり対策を練ってやれている」と言い、「色々なパターンを想定しながらやれています」と井岡対策も順調のようだ。井岡と2018年大晦日に対戦し判定で破ったドニー・ニエテス(フィリピン)には“電話取材”。「弱点があると聞いた。具体的には? 2個です。参考にはします」と明かした。
情報戦にもぬかりのない田中。井岡に対して伝えたいことを問われると、「この試合相当な覚悟をもって臨んでくると思うが、そういう気持ちで臨んできてほしい。最後の1秒まで倒すぞと(という気持ちで)」と呼びかけた。最後まで気の抜けない好ファイトを相手にも求めた。
「この試合に勝ってエストラーダとぜひやりたい」とパウンド・フォー・パウンド(PFP)上位に名を連ねるWBC王者の名を出して今後を展望した田中。事前の予想でも勝敗予想が分かれる「12・31」決戦。間違いなく面白い試合になりそうだ。
また会見の最後には自身のYouTubeチャンネル「田中恒成KOsei tanaka」をPR。「明日の朝10時にYouTubeをアップします。重大発表があります」と予告していた。
(THE ANSWER編集部)