世界女王メドベージェワ、“魂のスピーチ”全文「私にも同じチャンスをください!」
国を背負うプライド…「オリンピックで国を代表することは偉大な栄誉」
「私はオリンピックで戦うチャンスは氷上での戦いで決まるべきだと常々信じていました。不運なことに、自分ではどうにもならない状況から、私はこの機会を失うかもしれないことは理解しています。
私はロシア国旗ではなく、中立国のアスリートとして五輪の試合に出場するという選択肢を受け入れることはできません。私の国を誇りに思っています。オリンピックで国を代表することは偉大な栄誉なのです。パフォーマンスでも強さと刺激をもたらしてくれます。
加えて、自分にとっては個人競技と団体競技もオリンピックでは等しく重要です。国旗なしに演じるということになれば、チームとして戦うことはできません。同時に私のライバルたちはこのチャンスを手にすることになるのです。オリンピック憲章では、全てのアスリートは等しく機会を手にすべきとあります。そして、この問題において、平等性は存在しないかもしれません。
親愛なる理事会のメンバーへ。もしも、平昌での五輪で私が出場することになれば、みなさんを落胆させないように最善を尽くすことを約束します。自分の国とオリンピックの活動全体を十分に代表的するつもりです。傾聴、ありがとうございました」