“ドネアの代理”は任せろ WBA1位陣営はロドリゲス戦希望「試合は同じ日、問題ない」
ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が新型コロナウイルスに感染し、19日(日本時間20日)のWBC世界バンタム級王座決定戦の出場を辞退すると複数の米メディアが報じた。対戦予定だった前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、元WBA同級暫定王者で現WBA同級1位レイマート・ガバリョ(フィリピン)との試合に変更となる可能性が伝えられていたが、ガバリョ陣営は前向きのようだ。地元メディア「ラプラー」が報じている。
ドネアがコロナ感染で19日の出場を辞退
ボクシングの元5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)が新型コロナウイルスに感染し、19日(日本時間20日)のWBC世界バンタム級王座決定戦の出場を辞退すると複数の米メディアが報じた。対戦予定だった前IBF同級王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)は、元WBA同級暫定王者で現WBA同級1位レイマート・ガバリョ(フィリピン)との試合に変更となる可能性が伝えられていたが、ガバリョ陣営は前向きのようだ。地元メディア「ラプラー」が報じている。
ロドリゲスは昨年5月、ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)でWBAスーパー&IBF同級王者・井上尚弥(大橋)に敗れた後、11月に再起する予定だったが、前WBC同級王者ルイス・ネリ(メキシコ)が前日計量で体重をオーバー。試合が中止になっていた。今度は1年7か月ぶりの試合の相手となるはずだったドネアがコロナ感染。またも悲運に見舞われた。
そんなロドリゲスとの対戦候補に挙がっていたのが、同興行に出場予定だったガバリョだ。米メディアが試合の可能性を報じていたが、「ラプラー」によるとガバリョ陣営も対戦に前向きであるとされている。同メディアは、ガバリョをプロモートするJC・マナングクイル氏のコメントを紹介。イベント主催者から電話で連絡を受け喜んだという同氏は、こう語っている。
「ガバリョは大丈夫のようだ。同様にコーチもチームも。試合は同じ日、同じラウンド数でオーソドックス(右構え)のファイターと戦うということなので、問題ない。最も重要なことはガバリョがシャープでいられるか、準備を整えられるかどうかだ」
ドネア戦と同様に王座決定戦になるかどうかは判明しておらず、対戦も確定しているわけではないようだが、ガバリョ陣営が元々予定していた試合とは条件が大きく変わらないため、ロドリゲスとの対戦に障壁はないと考えているようだ。
(THE ANSWER編集部)