「ヒジャブ」のフィギュア選手、初製作のナイキ社モデル起用で話題「なんて可愛いの」
スポーツメーカーのナイキ社が、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を初めて製作。フィギュアスケートで将来的な五輪出場を目指すUAE人選手が着用し、自身のインスタグラムで公開して話題を呼んでいる。
ナイキ社がスポーツ用を初製作、UAEの「ヒジャブのプリンセス」がモデル起用で話題
スポーツメーカーのナイキ社が、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を初めて製作。フィギュアスケートで将来的な五輪出場を目指すUAE人選手が着用し、自身のインスタグラムで公開して話題を呼んでいる。
ナイキ社はこのほど、同社初のスポーツ用「ヒジャブ」を製作。実際に着用し、モデルとなっているのがUAEのフィギュアスケート選手、ザーラ・ラリだ。
ラリは中東のUAE出身ながらフィギュアに打ち込み、ヒジャブを着用した選手として初の国際大会に出場。今年2月に札幌で行われた冬季アジア大会では18位に終わったが、美貌に加え、美しい演技で日本のファンも魅了していた。しかし、イスラム教では女性は肌を隠さなければならず、衣装も通常選手とは異なる工夫をしなければならなかった。
そんな中でナイキ社が「ヒシャブ」の開発に初めて着手。自身のインスタグラムで着用した画像を公開している。黒の生地で側頭部のあたりにおなじみの白のロゴマーク。顔の輪郭だけが露出されるようにデザインされ、両手でポーズを取っている。投稿には「私たちは止まらない!」と記し、強い決意が見て取れる。
実際に画像を見たファンからも「誇りに思います」「完璧!」「なんてかわいいの」「これはアメージングだ! まさに全ての人のロールモデルだよ」「ビルボード・スタイル!」と称賛を呼んでいた。
ラリは22歳。将来的に五輪出場に期待がかかる。「ヒジャブのプリンセス」は新型のヒジャブを手にして躍進なるか。注目したい。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer