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198cm70kgの規格外ボクサー、圧巻KOにリング誌注目「“そびえたつ地獄”が揺らした」

ボクシングのWBC&IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.が5日(日本時間6日)、米テキサス州で元WBC同級王者ダニー・ガルシア(ともに米国)に判定勝ちで王座防衛した。一方、その前座で登場した選手が話題に。198センチの長身セバスチャン・フンドラ(メキシコ)がスーパーウェルター級(69.85キロ以下)12回戦でハビブ・アメド(ガーナ)に2回TKO勝ち。米メディアが動画付きで公開すると、相手とのあまりのリーチ差に各方面から反響が寄せられていたが、権威ある米誌「ザ・リング」も「“タワリング・インフェルノ(そびえたつ地獄)”が、強烈なアッパーで揺らした」と表現している。

長いリーチを活かしてTKO勝ちを飾ったセバスチャン・フンドラ【写真:AP】
長いリーチを活かしてTKO勝ちを飾ったセバスチャン・フンドラ【写真:AP】

リーチは2メートル超、将来も楽しみな22歳にリング誌脚光

 ボクシングのWBC&IBF世界ウェルター級王者エロール・スペンスJr.(米国)が5日(日本時間6日)、米テキサス州で元WBC同級王者ダニー・ガルシア(米国)に判定勝ちで王座防衛した。一方、その前座で登場した選手が話題に。198センチの長身セバスチャン・フンドラ(メキシコ)がスーパーウェルター級(69.85キロ以下)12回戦でハビブ・アメド(ガーナ)に2回TKO勝ち。米メディアが動画付きで公開すると、相手とのあまりのリーチ差に各方面から反響が寄せられていたが、権威ある米誌「ザ・リング」も「“タワリング・インフェルノ(そびえたつ地獄)”が、強烈なアッパーで揺らした」と表現している。


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 規格外というにふさわしい。まるでリングにそびえる山だ。身長は198センチ、リーチは203センチのフンドラ。69.85キロ以下のスーパーウェルター級では破格のサイズを誇る22歳は身長183センチ、リーチ188センチのアメドに対し、長い手足を生かし、優位に試合を進める。決着は2回。ガードの上からお構いなしに攻めるフンドラはアッパー、フック、ストレートとあらゆる角度から打ち込んでいく。そして、完全に手が出なくなったアメドは防戦一方。最後はコーナーに追い詰め、ラッシュを見舞うと審判がたまらず、試合を止めた。

 決してアメドも小柄ではない。むしろ長身の部類だが、規格外のフンドラと比べるとまるで大人と子供。ある種、衝撃的な試合は多方面から反響を呼んでいたが、リング誌も「フンドラは“ワイルドハリケーン”アメドを破壊した」として試合をレポートした記事では、フンドラの戦いぶりをこう評している。

「154ポンドのボクサーとしては異例の198センチの身長により“タワリング・インフェルノ(そびえたつ地獄)”として知られるフンドラは、試合開始直後からアメドに攻勢を仕掛ける。彼はアメドをロープに追い詰め、強烈なアッパーカットで揺らした」

 フンドラを“そびえたつ地獄”と表現し、さらにリーチの長さを生かした戦いぶりは「長い腕を前に中に入れないアメドに対し、フンドラは、(リーチの)長いアッパーカットと右でアメドを攻め立てた」と伝えている。

 まだ22歳のフンドラは17戦16勝(11KO)1分とデビュー以来の無敗をキープ。規格外の超長身ファイターの今後が楽しみだ。

(THE ANSWER編集部)

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